内容説明
本書を執筆した目的は、企業内の様々な組織において、実際にチーム開発の生産性を高めるために、AI駆動開発をどのように取り入れ、実践すべきか、その指針と具体的なノウハウを共有することにあります。本書の主眼はチームにおけるAI活用にあり、ほとんどの内容はチームに関するものですが、内容によっては開発組織あるいは企業全体で取り組むべきことについても触れていきます。また、チームの中には、顧客コミュニケーションやプロジェクトマネジメントを担当する開発者以外の人材も含まれるケースがあると思いますが、本書はあくまでチーム内でソフトウェア開発業務に関与する人に焦点を当てています。
私の考えでは、AI駆動開発を取り入れることで、ほとんどのチームの生産性は数倍、あるいは数十倍にまで高められる可能性があります。ですが、その可能性はいまだ十分に開拓しきれていません。もちろん私自身も、開発者として、また経営者として、「生産性向上は道半ば」という思いを抱えています。それでも、外部から一定の評価を受けている私たちグラファーが培ってきたAI駆動開発のノウハウを言語化し、現場で開発に関わるチームの皆さんに共有することで、ソフトウェア開発の世界がさらに進歩する一助になれないかと考えています。
目次
はじめに
第1章 生成AI革命の現在地
第2章 AI時代の新たな開発手法
第3章 爆発的に生産性を高める「AI武装チーム」の組織運営術
第4章 AI武装チームを組織全体に展開する
第5章 AI駆動開発にまつわるよくある質問と回答
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
okhiroyuki
2
なぜ海外でエンジニアのレイオフがあるのか。普通に考えて、AIで能力拡張できるなら、チームとか増やせばいいのではと思ったけど、そうではなく要はボトルネックが人なのねと。よりフルスタック化していく組織になっていく先に、属人的になるのかそこはAIにより平準化されていくのか。なんとなくすでに手を打っている会社はやっていそうなことは多いけど、改めて読むのはいいかも。2026/02/18
ショーン. H
1
AI活用をいかに組織に落とし込むかについて触れたられている本。 開発組織のテーマ間がメインのところもあるため、具体開発手法についての話はあるものの、要点としては通常の組織開発設計に活きる内容であり、またAIが今後組織とどう関わっていくのかについて、思索を深められるものでもあった。 AIはタスク処理は高速化させるものの、組織として取り組むべき課題に挑む上で避けて通れないコミュニケーションが組織としての生産性の蓋になっているという視点は納得度が高かった。 (コメントに続く)2026/02/28




