内容説明
「経済」「戦争」「リーダー」「組織」「宗教」「地政学」「世界史」の視点で、
歴史の要点と流れが一気につかめる!
「歴史はおもしろい。僕はそう思います。
歴史は、人類が5000年以上にわたって積み重ねてきた巨大なデータベースです。それはいまの僕らが何をなすべきなのか、そして未来をどうすべきかを考えるための有効な羅針盤となります。人間が考えることや社会が動くパターンは、昔も今もそれほど大きくは変わらないからです。」(まえがきより)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フク
11
テーマ毎の縦のつながりで日本史を読み解く。 『史記』などと同様に紀伝体で編纂しようとしていた『日本(書)紀』は、力及ばず本紀だけにしたのは国家プロジェクトらしからぬ判断で愛おしい。 図書館2026/04/22
yoneyama
7
著者は生保の社長、大学名誉教授などの1948年生まれ。日本史を経済、戦争、リーダー、宗教、組織、地勢をテーマに縦斬りにして、アスカから現代までの日本史をバツバツと料理する。あるテーマで同じ日本史を見る見方がおもしろい。長い歴史も要点だけを並べると一気におさらいできる気がする。幕末の幕府阿部正弘とか、初めて知る。はじめの経済史的な切り口は、おそらく専門のところなのだろう。貨幣の歴史やGDPの推移、国際関係、人口要因などが、いま最新の歴史学かと思う。2026.2刊2026/03/27
すうさん
3
歴史はまず通史を学んでから、テーマごとに歴史を考えると思考が深まる。以前出口さんが書かれた「大転換の日本史」ではターニングポイントを作った人物に焦点をあてて解説していたが、今回は戦争、経済、リーダー、宗教、組織、地政学、世界史の七つの視点で解説。リーダー論や宗教論はほかの本でも解説していたが、やはり出口さんの真骨頂は日本史と世界史との関係の解説だ。世界の変化の中で現代日本はどんどん後れを取っている。強かったことの日本の姿をいまだに求めすぎて新しいグランドデザインを描けない。失敗からこそ成功は学べないに。2026/03/24
Go Extreme
2
視点:タテ(異時代)+ヨコ(他国)→構造理解 事実=一次史料+データ-イデオロギー=客観視 転換:技術+外圧+貨幣経済+気候変動→変革 権力:天皇⇔将軍⇔民=所在・移行注視 活用:欲望+恐怖=普遍心理 歴史=道具-教養→現代意思決定 極意:事実+比較+普遍性=実践的歴史2026/04/09
胡惟庸
0
明治時代の政府幹部の留学先としてもっとも多かったのはアメリカでした。伊藤博文を中心に「世界で一番の強国はアメリカだ」と明確に認識し、岩倉使節団の影響もあって、 これからはアメリカの時代が来ることを理解していたのです。だからこそ、元勲だけでなく秘書や書生といった人々も全体的にレベルが高く、世界情勢をきちんと指導者に伝えていました。アメリカ留学が難しくなってから、日本人の留学先はもっぱらドイツになるのです。その結果、昭和の為政者、軍人たちは十分な勉強や国際的な人的ネットワークの構築ができなくなりました。2026/04/25




