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内容説明
累計40万部突破の人気シリーズ「名画で読み解く 欧州名家12の物語」シリーズの約4年ぶりの新刊にして、シリーズ最終巻。「ハプスブルク」「ブルボン」「ロマノフ」「イギリス」「プロイセン」に次ぐ物語の舞台は、イタリア。ローマ帝国崩壊後に統一王家が存在しなかったイタリアには、フィレンツェという芸術都市を統べた名家がありました。商家からの成り上がり一家が治めたルネサンス期の歴史を、華麗な絵画と共にお届け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
132
メディチ家と聞いて、ルネサンスのパトロン、金融業という以上の連想が働かない浅学な私だから、始祖のジョバンニから没落までの一人一人を、丁寧に紹介する物語は有難い。人物を評するのに「愚昧」「才気煥発」「妖婦」などという断定が面白いが、掲載されている肖像画を眺めていると、確かにそんな人だと思えてくるから不思議なものだ。「名画で読み解く」中野さんの面目躍如である。一族から二人の教皇(レオ十世、クレメンス七世)、二人のフランス王妃を輩出したメディチ家は、フィレンツェという都市を超えた歴史的存在だったことを理解する。2026/04/01
さつき
68
メディチ家やフィレンツェ、ルネサンス美術については昔、夢中になって色々読んだので(春の戴冠とか大好きでした)未知のことはあまりなかったけれど、歴代のメディチ家の面々の肖像画を時系列に沿って見るとやはり圧巻です。伊東マンショのエピソードが面白かったです。そして、通婚するとメディチ家の人をもハプスブルク家の風貌にしてしまうハプスブルクの遺伝力すごいですね!2026/03/21
読特
67
ダヴィンチとミケランジェロにボッティチェリ。ルネサンスの文化が華やいだのは、この名家の存在があったからこそ。名画が語る一族の物語。…初代ジョヴァンニが銀行家として財を成し、2代目コジモがフィレンツェを実質統治。4代目ロレンツォで栄華を迎え、芸術家のパトロンに。レオ10世、クレメンス7世という2人の教皇を輩出。カテリーナとマリアというフランス王妃も出す。衰退と復帰を繰り返すも、コジモ1世がトスカーナ大公の地位を得る。後世に残した最大の遺産は芸術。一族の遺言は、「美術品をフィレンツェから持ち出さないこと」。2026/03/10
ベローチェのひととき
45
「名画で読み解く」シリーズ、第6弾!ネットで入手した本。好きなシリーズもいよいよ最終話となってしまいました。少しさびしいです。今回はメディチ家12の物語を読みました。イタリアで起こったルネサンスはメディチ家の資産が支えていたんですね。知らなかった。フィレンツェもメディチ家無しでは繁栄しなかった。そういうひと時代があったんですね。2026/10/05
ちさと
34
来週大塚国際美術館へ行くので、その下準備のために、ルネサンスを支えたメディチ家を学習。巻頭のメディチ家略図を行きつ戻りつ、その成り上がり一家の栄華から終焉を学んだ。メディチ家は宗教的主題が優勢だった当時の絵画に神話世界をテーマにした作品を導入し、フィレンツェの芸術活動に多大な貢献をした富豪。「最後の審判」もきっと大塚国際美術館で見れるはず。最後の血統であるマリア・ルイーザがフィレンツェの芸術品を守り切るまで、歴代当主の芸術への思いがよく分かった。欧州6大名家シリーズ完結編。2026/06/27




