内容説明
唯一無二、推測不可の傑作ダークミステリー!
〈それがわたしの仕事。
わたしは孤独死の後始末人なのだ。〉
グラスゴーに暮らし、孤独死のあった部屋の特殊清掃を仕事としているグレイス・マクギルは、現場を忠実に再現したミニチュア模型を作ることで長い間気づかれなかった死者の心に寄り添いつつ、自身の心の均衡を保っていた。そんななか、担当したばかりのふたつの現場にある繋がりを見出した彼女は、独自の調査に乗り出す。やがて、半世紀以上前に起きた未解決事件に辿り着くが……。
唯一無二、予測不可能、とびきりシニカルで最高にスリリング。スコットランドを席巻するベストセラー作家による、傑作ダークミステリーが満を持して日本に上陸!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケンイチミズバ
70
強烈な臭気と惨状で疎かになる現場検証。マヌケな警察の判断は自然死。早々に引き上げ、現場は特殊清掃人に委ねられる。彼女は死者に敬意をはらい尊厳を守り、丁寧な仕事を心がけている。悪臭にも残された危険物にも怯むことなく。そして、警察の見落としを発見する。社会の無関心から孤独死し長期間放置された遺体はやがて液体となり流れ落ちる。ウイルスが増殖し、たかる蠅、ゴミの山。そこに残された一輪の花。なぜ、デイジーが?そして、別のケースでも。60年代に撮影された古い写真に写る男たち。彼らの過去に何かが。彼女の直感が動き出す。2026/02/17
しゃお
32
孤独死した方の部屋を清掃する特殊清掃人グレイス。彼女もまた孤独だけれど特殊清掃という仕事に誇りを持っている。そんな彼女が手掛けた仕事先である共通点を見出したことから独自の調査を始めるという。自ら首をつっこんで危機に陥る感じはコージーっぽいけれど、中盤過ぎで「ええっ?!」と驚かされると、更に思いもかけない展開へ。途中で覚えた違和感の正体はこれだったのか。そして本書はこんな話だったのかと慄きながらその結末を見届ける事に。好き嫌いが分かれそうな話だけど、孤独死した現場の臭気が漂ってくるような描写も含め楽しめた。2026/02/25
ばんだねいっぺい
24
うーむ、何ともはや。こういうハナシは、久しぶりかもしれない。終盤の決定的な対話は、自分自身とのもので彼は存在しないのではないかと思ったり。権利があると誤認することこそが、鍵ということか。2026/02/22
泉を乱す
8
出てくるお店の方に興味を持った2026/03/21
mani
3
中盤で「!?」となってから、思いもよらない方向へ。素人探偵ものの皮を被った怪物小説でとても良かった。これまでに味わったことのないタイプの小説だ。理解の反転が強い印象を残す。できれば、何も知らない状態で読みはじめてほしい。2026/02/15
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