内容説明
第4回日本の学生が選ぶゴンクール賞受賞作
1994年フランス。12歳のミランは、母の祖国で起きたジェノサイドを他人事だと思っていた。だが、虐殺から逃れてきた少年と出会い一変する。ミランがルワンダで目にした憎しみの連鎖。赦しと怒りの狭間で揺れる人々の苦悩。その先に見出した希望とは──
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pohcho
60
フランス人の父とルワンダ人の母を持つ少年ミラン。フランスで生まれ育った彼にとって母の祖国は遠い存在だったが、ある日、虐殺を生き延びた少年クロードと一緒に暮らすことに。クロードとの暮らしは短い間で終わるが、それはミランの一生を変えるような出会いとなり・・。ルワンダ大虐殺のその後をテーマにした作品。虐殺の心の傷は世代を超えて伝わっていて、虐殺後に生まれた若者達までがトラウマに苦しめられる姿に驚いた。一人の青年が彷徨の末に自分の居場所を見つける物語でもあり「僕はひとりじゃない」という最後の言葉には心打たれる。2026/04/28
uniemo
19
ニュースとしては知っていたけれど遠い国のお話であったルワンダの虐殺とその後の社会の様子がよくわかりました ルワンダが今目まぐるしく経済成長を果たしていることも知りました。ジャカランダの花をみてみたくなりました2026/05/10
練りようかん
18
ルーツをめぐる物語と、百年にわたる苦しみに満ちた歴史が書かれ、点でしか知らなかったルワンダ虐殺を面で知る学びの機会になった。フランスで育ったミランにとって同い年のクロードが弟から叔父になる前半は、系統立ててない、家族や共生の範疇が違うという浮いた状態が続き、後半の裁判やスピーチでそれらが収斂する印象を受けた。語らないことで歴史から守ってくれたと母に感謝する場面、語り続けたステラの祖母の樹が切られPTSDを発症する場面、時系列の巧みな配置が語ることについて色々な考えを過らせた。加藤さんの翻訳作にハズレなし。2026/05/16
Erinelly
2
ルワンダの虐殺のような大きな事は、何十年経っても禍根を残す。 そしてプロパガンダは人を殺す。 という事を学んだ。2026/04/15
takao
2
ふむ2026/04/12
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