内容説明
一対一の密かな約束
「書物と人物に出会う喜びに痺れるから、本を開く。読まずにはいられない」
ページをひらくと〈そのひと〉が現れる。『野蛮な読書』から十五年、待望の読書エッセイ集が誕生!
[登場するひとたち]
姫野カオルコ/伊藤比呂美/町田康/吉本隆明、ハルノ宵子/松井今朝子/山田詠美/池波正太郎/石牟礼道子/吉村昭/三浦哲郎/武田百合子/村上隆/幸田文/向田邦子/畑中三応子/土屋賢二/藤本和子/山田太一/青山文平/松家仁之/今村夏子/ハン・ガン/黒川創/堂場瞬一/小川洋子、クラフト・エヴィング商會/酒井順子/有吉佐和子/石井好子/宇能鴻一郎/古今亭志ん生/麿赤兒/星野道夫/片桐はいり/マリーズ・コンデ/丸谷才一/谷口ジロー/原田ひ香
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
18
平松さんのエッセイの大ファンで、中でも『野蛮な読書』『本の花』が好きなので、本書も刊行を楽しみにしていた。平松さんの本に対する高い熱量がひたひたと伝わってくる文章で、それが快い。「はじめに」で平松さんは、「本は、本を連れてくる。と同時に、言葉を紡ぐリアルな人間を目前に連れてくる。だから、確かなざらつきの手触りが一冊の本を生涯忘れ得ぬものにする」と語っている。本書のページの向こうには、平松さんという生身の人間が確かに存在していて、その熱い想いに触れるからこそ、紹介されている次の本へと手が伸びるのだ。2026/02/08
たっきー
13
読書エッセイ。読了本も未読本でも紹介されているもので読みたくなる本多数。対談も収録されていて、向田邦子をテーマにした酒井順子との対談と、有吉佐和子をテーマにした原田ひ香との対談が良かった。2026/03/15
spike
1
平松洋子さんの文章なので万全の信頼をもって読み進めつつ、書評にしては本との距離感が近いというか、引用や描写がビビッドだなと思っていたら、解説が大半だった。なるほど。それにしても、本(読書)って確かに出会いだよなあ、雑に出会うこともできればかなり濃密な出会いになることもあり、それは予測不可能だよなあ、と思い返しながら読了。2026/03/09




