内容説明
「知の巨人」養老孟司×「ホラー漫画の神様」楳図かずお
異色の二人が「脳」をモノサシに、人間の本質を解き明かす刺激的対談!
「すべては脳の産物である」―― 。解剖学者・養老孟司が提唱し、世間に衝撃を与えた『唯脳論』の世界。
その深遠な思想に、「自分という怖さ」に興味を抱く作家・楳図かずおが迫ります 。
なぜ人は「怖い」と感じるのか? 表現の根源にある脳の働きとは何か? 異色の対話から、驚きの真実が次々と浮かび上がります。
なぜ日本人はこれほどまでに漫画に熱狂するのか?その秘密は、漢字と仮名を脳の二箇所で読み分ける日本人の特殊な脳の働きにありました。
「漫画の吹き出しは漢字のルビと同じ構造である」という驚きの分析から、現代都市が「脳」そのものであるという文明論まで、話題は縦横無尽に広がります。
私たちが現代社会で感じる「窒息感」の正体とは。
すべてが予測可能でマニュアル化された「脳の中」のような世界で 、楳図氏が描き続けてきた「恐怖」こそが、失われつつある本来の人間性を呼び覚まします 。
一見難解な『唯脳論』が、二人のエキサイティングな対話を通じて驚くほど「やさしく」、そして刺激的に解き明かされていきます。
漫画・アートファンはもちろん、現代社会論に関心のある方まで、知的好奇心を刺激する話題が満載の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
清水勇
4
唯脳論の著者養老氏と漫画家楳図氏の唯脳論をベースとした同年代同士の対談本(30年前のリニューアル版)。「President Online」の紹介記事で、日本語の漢字のルビと世界を席巻する日本漫画の吹き出しが同じ構造との話に興味を持ち図書館で借用。小学生の時に読んだ「笑い仮面」の怖い衝撃が自分の中で未だに消えない程ホラーの得意な楳図氏が、養老氏から唯脳論の鍵をわかりやすく引き出してくれて楽しく読めた。楳図さんは「怖いもの」が「自分そのもの」であることは承知だが、脳をもっと知りたいとする探究心に敬意を感じた。2026/04/13
ゆういち
1
楳図かずお先生は意外と?鋭い!2026/05/25
キュー
1
表紙から受けたイメージとしては養老孟司と楳図かずおの対談本かなと思って読んだら対談というよりは養老孟司さんが楳図かずおさんの質問に答えていく、というような本だった。タイトルは知っていたけど『唯脳論』は読んだ事無かったけど唯脳論について色々と分かりやすく語ってくれていたのでだいぶ興味が出てきたな。全ては人間の脳が考えて、想像した物が社会を世界を作っているんだな、と。人間が想像した物がはみんな現実化する、出来るって話はよく聞くけどまさにそうなんだよなぁってのも面白かった。あとは沢庵の考えとか興味を持った。2026/03/14
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