祥伝社新書<br> 「頭がいい」とは何か

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祥伝社新書
「頭がいい」とは何か

  • 著者名:勅使川原真衣
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 祥伝社(2026/02発売)
  • 【24時間限定!】昭和の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍(4/29)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396117276

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内容説明

「頭がいい」とは、いったい何を指す言葉なのか。

成績がいいこと? 仕事ができること? 地頭がいいこと? 空気が読めること? 主体性があること?
私たちは学校から職場、さらには私生活に至るまで、無意識のうちに「頭がいい/悪い」という尺度で人を測り、また自分自身も測られてきました。
いまや、書店には「頭がいい人の○○術」のように、「頭がいい」をタイトルに冠する本が氾濫しています。

この曖昧で便利な言葉が広く使われるようになった背景には、〈能力主義〉の存在があります。
能力主義とは、「能力」を個人の資質や努力の結果とみなし、優れた者が多くを得ることを正当化する考え方です。しかし現実には、運や環境、偶然といった要素までもが「能力」に回収され、「評価に晒され続けること」が当たり前になった社会は、多くの人に生きづらさをもたらしています。

外資系コンサルティングファーム勤務を経て独立した著者は、「頭がいい」という言葉の曖昧さを手がかりに、能力主義が生む生きづらさの構造を解きほぐしていきます。

■「頭がいい」子に育てたい、という親の願いは正義なのか。
■「私、頭が悪いので」という前置きに込められた意味とは。
■「頭がいい」は、本当に〈良い〉ことなのか。

評価に振り回されずに生きるための、ポスト能力主義の思考を提示します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

45
多くの人が抱える生きづらさ、その原因は社会構造にあるといえばいいのだろう。人の能力を学歴というものさしで測り、企業などが採用を決める。しかし、学歴やぺーパーテストで人の能力がわかるのか。著者は採否や配置を企業がメンバーシップ型雇用で決めることが弊害を産み、働く人を苦しめていると説く。職務要件こそが採用のミスマッチ防止や公正な人事評価を可能にすると。日本の社会がどのようにして生きづらい人を増やしてきたか。権力をもつ側が自分たちに都合のいい(頭がいい)人材を集めるために歪んだ評価を繰り返した。その結果だ。2026/04/24

よっち

32
成績・地頭・空気読み・主体性など、文脈によって変わる「頭がいい」という一見ポジティブで曖昧な言葉が、実は社会に潜む能力主義の呪縛を象徴していることを解剖する1冊。世の中に溢れかえる本にも「地頭」「頭がいい人」という言葉が頻繁に使われる中、運や環境、幸運すら「能力」に回収してしまう能力主義が、自己責任を強調し生きづらさを増幅させる構造を指摘していて、「頭がいい」の再定義が重要なのではなく、競争から共創へシフトする兆しが様々な形で見える今、評価に振り回され過ぎず多様な軸で生きる視点も必要なのかなと感じました。2026/03/15

タカナとダイアローグ

13
4冊くらい読んだ勅使川原先生の本だけど、読みやすさとエッセンシャルさは抜群であった。素朴に納得してしまっている「頭が良い」という、何にでも使えるマジックワードを腑分けしていくことから始めようと思った。英語だと、スマートやインテリジェンスやクレバーがあるけれど、日本語は状況依存で使いやすすぎる。(各国で似たような事情はあると思うけど) 大きな主張である、ジョブディスクリプションについては、ジョブ型雇用の本を読んでいることもあるけど重要だとですね。発音しづらすぎて、なんか言い換えはないだろか‥さがす。2026/02/12

すみけん

10
世に蔓延る「頭がいい」というワードに潜む能力主義。現代社会の閉塞感が「頭がいい」人たちの優越感と差別意識に因るところであることを、会社や教育機関といった組織の考え方からもうかがわせている。「競争」よりも「共創」できる社会がこれから求められる提言に共感できる。それぞれがお互いを認め合う世になってほしいです。2026/03/23

coldsurgeon

8
「頭がいい」「頭が悪い」とは、つい口にしがちだが、その意味とは、いい悪いの基準とはなにか、など今まで考えたことはない。本書を読むきっかけは、それを知りたいがためであり、社会通念としてあるべき言葉として、使われているのかと疑問に思ったから。基準は流動的で、時代や社会状況により、都合よく利用されているにすぎないことが分かった。生きていくうえで、互いに寄り添う姿勢が必要なのだと思う。2026/04/17

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