内容説明
作家の月島は謎解きイベントに参加するため、湖畔の洋館を訪れる。集まった8人に案内役は連続殺人事件を予告。しかし、それは単なるゲームの趣向ではなく、彼らは惨殺死体を目の当たりにする。一方、所轄刑事の美波は、署に飛び込んできた血まみれで記憶喪失の青年の事情聴取を担当することに。彼の記憶回復のため催眠術による捜査を試みるが……。二つの事件が交差する傑作サイコ・ミステリ。(解説・我孫子武丸)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
29
積読本。677ページという長編ではあるが文章が読みやすく、また世界観が面白かった作品。登場人物が多めではあるが個性的なため判別しやすい。謎解きとして集まった館のなかで起こる3つの殺人事件。館での話と警察署に現れた血だらけの男性を調べていく2つのストーリーが交差する。途中からこの登場人物って…という考察は当たっていたが、オチは読めなかったなぁ。好きな人のためにそこまで差し出すのかと思うと少し悲しくもある。2026/07/29
らすかる
23
謎解きイベントと記憶喪失の男性。2つのものがたりが同時進行で進んでいく。ん、これは何かあるぞって身構えて読んでました(笑) 想像が当たってた部分も、ハズレたと言うより斜め上いってた部分も楽しめました。2026/07/19
yuui
12
ミステリの何が楽しいってゆったら読んどる最中、こんな感じになってくんかなとか、たぶんこういう事なんやろなとか、自分なりに推理してあっとるんかあってないんかワクワクしながら楽しむんやけど、この本に関してはまさにこれがぴったりな本やったなと!めちゃくちゃ面白かった。700頁ないくらいなんやけど読みやすいからぺろっと読めるし、伏線もほんとどれも見事でミステリ好きにはお見事って拍手したくなる、たまらない本でした! この作者さん絶対、洋画のアイデンティティー好き🤭 2026/03/14
lucifer
10
血塗れで警察署に現れた記憶喪失の男の話と、実際に死体が出た謎解きイベントの話がテンポ良く交互に展開。まず疑うのは、交互に展開することで同時進行と思わせる時間差トリック。さらに、行方不明の女性や虐待に精神疾患にと謎はてんこ盛り。イベント自体も、催眠術で捜査ってのもうさん臭ささ満載でどう収束するのか心配したが想定外の事態だった。最後のどんでん返しにしてやられた。あっちにばっかり意識持っていかれててそっちは忘れてた。疑問点が無くはないが面白かった。2026/04/22
KDS
10
謎解きイベントに参加した八人の男女。湖畔の洋館で起こる予告された三つの連続殺人。だがそれはゲーム上の設定ではなくリアルな殺人事件だった?一方で警察署に現れた血まみれの男。彼は記憶喪失に陥っており、なんらかの事件に関わっているのは明らかだが被害者すら不明で捜査は暗礁に乗り上げる。男の記憶回復のため催眠術での捜査が始まるが…?二方向から展開する物語は700頁弱もの長さを感じさせない疾走感。真相を予想しながら読み進めるものの、悉くハズしまくるうえにラストの思いもよらぬどんでん返しには驚愕!身震いするほどの傑作!2026/03/09




