内容説明
長い夏休みを終えた青崎架月は、老人ホームでの現場実習に参加した。その後2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々な謎がもちこまれる──。まずは、部活の先輩が学園祭で展示するために描いた漫画に対する不可解なダメ出し。続いて、3年生の「警察」と言われる先輩も出動することになった新聞消失事件。さらに、同級生が学園祭のボイコットをはじめた理由探しなど、僕たちの「特別な青春」はまだまだ続く。『僕たちの青春はちょっとだけ特別』に連なる待望のシリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
39
とても良かったです。 「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続巻という事で購入しましたが、2巻目も、示唆深く優しく、とても綺麗で好きでした。 途中で薬屋のネタが差し込まれてクスリとしたり、そうなんだなと初めて知ることもあったりと、リアリティ溢れる少し特別な彼らの青春、次も読んでいきたいと思いますので続巻希望です。 2026/03/08
よっち
22
老人ホーム現場実習に参加した青崎架月。学園祭の準備が進む中、同級生や先輩から様々な謎が持ち込まれる第2弾。先輩が学園祭で展示する漫画への不可解なダメ出し。3年生の警察先輩も出動する新聞消失事件。さらに同級生が学園祭をボイコットする理由探し。どれも言葉のずれや心の読み取りにくさから生まれた事件で、架月が言葉を額面通りに受け止め、時にトラブルを招き、自身や周囲と向き合うきっかけになりましたが、外からの目を意識せざるを得ない現実から逃げず、互いの特性を尊重しながら一緒に同じ場所に立つ方法を探す姿が印象的でした。2026/04/08
信兵衛
19
普通の高校生とそう変わらないと思ってはみても、やはり思わぬことで過剰に反応したりすることも彼らにはあります。それぞれのクセみたいなものでしょうか。 それもひとつの個性であり、そうと理解している生徒たち同士、教師たち、実習先の担当者といった人たちであれば対応の仕方も分かるのでしょうけれど、そうした心構えができていない場所に飛び込むのは彼らにとっても受け容れる側にとっても難しいことなのだろうな、と改めて思います。2026/04/04
だるま
16
高等支援学校を舞台にした『僕たちの青春はちょっとだけ特別』の続編。今回は二学期に起きた出来事が描かれている。前作で主人公の青崎架月が探偵の才能を見せたので、今作では謎めいた事が起こると、架月に相談して調べて貰う流れになっている。学園祭で展示する普通の漫画にダメ出しをされたのは何故?とかの些細な謎ばかりなのだが、支援学校の生徒ならではの思考や動機が随所に見られ、他の学園ミステリとは明らかに色合いが異なる。実際の支援学校の職員である著者にしか描けない世界だと思う。面白かったが、文章が若干こなれてしまったかな?2026/03/23
よるのもち
13
一作目を読んでから少し時間が経っているのですが、個性豊かな登場人物達のことははっきり覚えていました。また彼らに会えたことが何より嬉しい。胸が苦しくなる部分がありつつも、優しく温かい謎解きに涙腺が緩みました。前作を上回る傑作です。2026/03/31
-
- 和書
- アクティブ刑事訴訟法




