美味しく楽しいフランス文学―文学から考えるフランスの飲食文化

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美味しく楽しいフランス文学―文学から考えるフランスの飲食文化

  • 著者名:福田育弘【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 教育評論社(2026/01/29 配信開始予定)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866241111

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内容説明

<strong>

文学を知らずしてフランスは理解できない
飲食文化を知らずしてもフランスは理解できない

フランス文学を楽しく、そして美味しく読む手引書
フランス文学への新しい扉</strong>


□目次
第1章 ポトフとポテ―国民食としての煮込み料理
第2章 美食文学の誕生と展開
第3章 バルザックの描く食事場面
第4章 フロベールにみる食べ方の変容とその影響
第5章 ゾラの描く庶民の食欲とその深層構造
第6章 アルザス・ロレーヌを越えて広がる地域の魂シュークルート
第7章 南仏プロヴァンスの象徴ブイヤベース
第8章 新しいブルゴーニュの伝統郷土料―ブルゴーニュ愛を語るコレット
第9章 チーズ礼讃
第10章 フランス料理にデザートは欠かせない

□著者
福田 育弘(ふくだ いくひろ)
早稲田大学教育・総合科学学術院教育学部複合文化学科教授。
1955年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程中退。1985年から88 年までフランス政府給費留学生としてパリ第3大学博士課程に留学。1991年流通経済大学専任講師、1993年同助教授を経て、1995年早稲田大学教育学部専任講師、1996年同助教授、2002年より同教授。専門は文化学(とくにポストコロニアルの文化と文学、飲食表象論)、フランス文化・文学。


□本文紹介(「はじめに」より)
この著作は端的にいって、フランス文学を楽しく、そして美味しく読む手引き書である。

しかし、ありきたりのフランス文学の紹介ではない。そもそも、わたしにもそんな一般的なフランス文学の楽しみを書くつもりはない。フランスの小説を軸に、フランスの十九世紀の文学作品にひんぱんに登場する食事場面や料理に注目して、それらを料理史的観点を中心に、当時のフランスの飲食文化のなかに位置づけて、文化的に解説しようというのが、本書の趣向である。だから、楽しいだけでなく、美味しいフランス文学となる。いや、そうなってほしいというのが、著者の願いだ。できれば、楽しいと美味しいが相乗効果で、みなさんの興味がさらにフランス文学に引かれれば、これほどうれしいことはない。

大きなテーマは二つである。
一つめは、フランスの飲食文化発展の大きなばねとなった、多様な料理をいちどきに出したいわゆるフランス式サービスから、現在のように料理を一品一品出すロシア式サービスへの転換というテーマである。この転換は十九世紀のあいだに徐々に起こり、広く浸透していく。これを文学作品がどう描いたか。
二つめは、十四、五世紀から地方料理を統合してきたフランスの美食文化において、文学作品がいかに地方料理を描き、そこに積極的なイメージと価値、つまり社会的表象を付与してきたかというテーマである。
これら二つのテーマを、具体的な作品の検討をとおして明らかにしていきたい。

文学作品の飲食の場面を分析するということは、当時の飲食文化をそこに探るということにほかならない。したがって、この著作は、楽しく美味しいだけでなく、文学研究を文化の研究へとつなぐ著作である。つまり、文学を包含する文化学研究の著作でもあるのだ。
そして、そのような多少とも学問的な野心をもった著作が、みなさんに楽しく美味しく読んでもらえたら、著者としては望外の幸せである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

seu

4
ブリヤ=サヴァランに始まり、主に19、20世紀フランス文学から当時の食文化や食材・料理にたいする文化的表層を読み解く内容。フランスにおける「共食」重視と地方料理の立ち位置etc.2025/02/27

takao

0
ふむ2025/11/03

0
料理に注目して見る文学というのが面白かった。日本とフランスの料理文化の違いも興味深く、自分は生まれ育った日本の料理文化が刷り込まれていると感じた。 また著者の文章は読みやすい。2025/08/03

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