内容説明
『おいらのいた14年間は、きっと母ちゃんにとって「幸せな旅」だった』。1300キロの旅、新しい家、海沿いの散歩、窓から見える富士山……。おいらの目に映ったかけがえのない日々を綴った、心温まる日々。これは、出会えたすべての人たちへ贈る、愛おしく、温かく、そして切ない思い出の記録──「さあて、“おいらの旅”の始まりだ。“おいらの旅”を、おいら目線で紹介しよう」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobi
48
《おいら》が捉える光景音香りは、普段目にし、聞き、香っている親しみのある日常世界と見えて「街の音も違う。光も違う。一つ一つの動きも違う」ことを見逃さない。カマキリかまちゃんが小さな蝶に鎌足を振り下ろす瞬間、アオウミガメの子亀が殻を破って外界に出てくる瞬間…。《おいら》が、父ちゃん母ちゃんより低い目線から見ていることもある。海の匂いの違いも、空気の淀みも分かる。家族の一員としての身の振り方も知っている。またそこは特別な「住み続けたい街上位」の湘南地区。初日の出を見て振り返れば富士山がある。そして切ない記憶。2025/12/10




