内容説明
「今や力強い文化国家建設の第一歩が踏み出されねばならぬ.文化は単なる享受ではない.その本質は道義にあり,その生命は創造にある.この文化の権威と自主とが力強く恢復されねばならぬ」(「発刊の辞」より).敗戦から四カ月余,不安と混乱の中で誕生した『世界』.今こそ読み返すべき創刊号を,新字新かなに改め翻刻.
目次
発刊の辞
剛毅と真実と知慧とを………………安倍能成
民主主義と我が議会制度……………美濃部達吉
直面するインフレーション…………… 大内兵衛
封建思想と神道の教義……………和辻哲郎
国際民主生活の原理……………横田喜三郎
日本農政の岐路……………東畑精一
趣味判断……………桑原武夫
時勢について……………中村光夫
自己教育……………湯川秀樹
無条件降伏と日本の新生
各自能力の世界への放出……………三宅雪嶺
敗戦と自分の望む世界……………武者小路実篤
これこそ天佑……………長与善郎
先ず安易な考えを捨てること……………富塚 清
感遇……………尾崎咢堂
時の問題
当面の一問題……………谷川徹三
女性と自由……………羽仁説子
世界の潮
その後のフランス文壇
ソ連の出版事情と作家
Noblesse Oblige
六年間の実験
創作
灰色の月……………志賀直哉
短い糸……………里見 弴
敵国日本(一) ……………H.バイアス
「世界」の創刊に際して……………岩波茂雄
編集後記



