中公新書<br> アルジェリア戦争 フランスと戦後世界をつくった植民地独立闘争

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中公新書
アルジェリア戦争 フランスと戦後世界をつくった植民地独立闘争

  • 著者名:黒田友哉【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2026/01発売)
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  • ISBN:9784121028921

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内容説明

東西冷戦下、第三勢力台頭の機運を背景に激化した植民地独立闘争、アルジェリア戦争(1954~62年)。
フランスは兵力を増派して鎮圧を図るも成功せず、巨額の戦費による財政難、国内政治の行き詰まりで第四共和制が崩壊した。ドゴール政権は難局を打開すべく、強硬路線を転換し、ついに独立を承認する。
約8年に及んだ戦争はフランスと国際社会に何をもたらしたのか。今日の移民問題にも密接に関わる歴史的事件を見直す。



■本書の目次

まえがき

序章 戦争前史

オスマン帝国以前/オスマン帝国の支配/フランス占領の開始/アラブ民族主義との結合/カビリーの蜂起/アルジェリアでの同化政策/第一次世界大戦の影響/両大戦間期とENAの登場/第二次世界大戦

第一章 独立戦争の開始

「赤い万聖節」/アッバースの反応とFLNへの接近/独立運動の国際化の始まり/バンドン会議とアジア・アフリカの連帯/ナセルの登場とマグレブの参加/バンドン会議の短期的影響/強硬路線とヨーロッパ統合構想との交錯/アルジェリア強硬路線への回帰/ドゥフェール海外領土相と植民地の将来

第二章 アラブ諸国の参戦とドゴール復帰

スエズ危機・戦争とアルジェリア問題の連関/スエズ危機・戦争のインパクトとその背景/危機から戦争へ/ハンガリー動乱と「二重の危機」/英仏連合・FTA構想の興亡/スンマム会議からアルジェの戦いへ/拷問、検閲、監獄、収容所/モレ政権崩壊とアルジェの戦いの終結/マグレブの国境紛争/サキエト事件と英米の調停/ドゴールの召喚/アルジェでのコロンによるクーデター/ドゴールの首相就任

第三章 戦場の拡大と膠着

戦場の本国への拡張/FLNによる本土でのテロ攻撃/ドゴール外交の始動/GPRAの成立/ドゴールのアフリカ政策の展開/コンスタンティーヌ・プランの発表/「勇者の平和」提案/ドゴールの大統領就任演説/EECの救済とアルジェリアの包摂/シャル計画の開始

第四章 自決の承認から停戦交渉の模索へ

ドゴールの「自決演説」/自決演説の意味/ムランでの休戦交渉の「失敗」/知識人たちのアルジェリア/国連での反植民地主義の高まり/OASの台頭

第五章 エヴィアン交渉

外交舞台/主要な争点/軍事面での争点/外交交渉での取引/交渉妥結の構造的要因/アラブの連帯、ヨーロッパの連帯/国連の圧力

第六章 和平協定の締結

エヴィアン協定における「独立」/脱植民地化の波の中で/脱植民地化の流れへの影響/フランス外交への影響/フランス外交戦略の変化/中東政策の変化/停戦からアルジェリア独立へ/ドゴール暗殺未遂事件/憲法採択とベンベッラ政権の発足

終章 アルジェリア戦争は何を遺したのか

休戦交渉以前/休戦交渉以後/独立後のフランス-アルジェリア関係/第三世界の雄との「対決」/ミッテランの登場と「ユダヤ例外主義」/「危機の一〇年」/シラクによる戦争の承認/記憶をめぐる闘いの終焉?/惨劇を繰り返さないために

あとがき

参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

31
アルジェリアの独立戦争を国際政治の観点から論じたもので、1830年シャルル10世による侵略から現代までを射程としている。いわゆる戦争(戦闘)の詳細な場面はほとんどなく、独立を目指すFLNとフランス政府側との交渉を、フランス第4共和政の崩壊、ヨーロッパ経済共同体の結成、アラブ民族主義とスエズ動乱、国際連合と「アフリカの年」、非同盟諸国会議などの動きと絡めて論じているのが面白かった。特にドゴールの動きの他歴代の大統領・首相の動きも興味深い。一方独立後のアルジェリアがかなり悲惨な状況に陥っていくのが何とも。2026/01/24

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