内容説明
江戸の人たちは言葉でも性を楽しんでいた。「やれしたがある」「吐淫」「なめくじり」「九道具」「船饅頭」など、艶画&艶本は、辞書には載らない生きた日本語の宝庫である。本書では、そうした艶語を取り上げ、庶民たちの深い古典の教養や、当時の流行語、語呂合わせなど、語源や使われ方をひもときながら、江戸のイキイキとした日常を読み解いている。艶語には、庶民たちの性も含めた江戸のリアルが詰まっているのだ。関連する艶画&艶本も多数掲載!
目次
自行安味
九道具
開
かまをほる
ネコとタチ
長命丸
まぐわい
やれしたがある
虎歩勢
人身御供
魚接勢
なめくじり
甲形
八寸
四ツ目屋
船饅頭
念者
ころぶ
膃肭臍
お抜け参り
出合茶屋
吐淫
立つ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
1
著者は、日本語の歴史の研究者。 本書は、江戸期の艶本を読み解き、いかに豊かな「艶」の世界があったかを紹介した内容。 艶本を扱った内容といっても、かつてのようなアングラな雰囲気はまったくない。けっこう直接的な表現や絵も出てくるのに健全という、なんだか不思議な本だ。男根を9種類に分類して順位付けした『艶道日夜女宝記』、「おかまをほる」の語源に空海をもちだしたトンデモ説の『陰陽淫蕩の巻』、性行をしてはならない日と小林一茶のエピソード、「なめくじり」のこと、精力剤として使われたオットセイのことなどなど。2025/12/08




