内容説明
江戸の人たちは言葉でも性を楽しんでいた。「やれしたがある」「吐淫」「なめくじり」「九道具」「船饅頭」など、艶画&艶本は、辞書には載らない生きた日本語の宝庫である。本書では、そうした艶語を取り上げ、庶民たちの深い古典の教養や、当時の流行語、語呂合わせなど、語源や使われ方をひもときながら、江戸のイキイキとした日常を読み解いている。艶語には、庶民たちの性も含めた江戸のリアルが詰まっているのだ。関連する艶画&艶本も多数掲載!
目次
自行安味
九道具
開
かまをほる
ネコとタチ
長命丸
まぐわい
やれしたがある
虎歩勢
人身御供
魚接勢
なめくじり
甲形
八寸
四ツ目屋
船饅頭
念者
ころぶ
膃肭臍
お抜け参り
出合茶屋
吐淫
立つ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
amanatsu
1
月〜木の10分間だけど、自分も良く聴くJ-WAVEの番組を持ってる山口氏の本なので興味を持った。でも、読み始めと同時にせっかくだから山口氏について知りたくなったのでSNSを開いてみたら、氏の著作内容への批判がたくさん出て来て、それに対して何ら対応を見せていない出版社と氏にガッカリ。で、この本は江戸時代の性に関わる言葉についてザックリ書かれている。ザックリなので暇つぶしに読むには良い。載ってる図版は全て「国際日本文化研究センター」のコレクション。一般人も閲覧可能ということなので行ってみたいと思った。 2026/04/02
志村真幸
1
著者は、日本語の歴史の研究者。 本書は、江戸期の艶本を読み解き、いかに豊かな「艶」の世界があったかを紹介した内容。 艶本を扱った内容といっても、かつてのようなアングラな雰囲気はまったくない。けっこう直接的な表現や絵も出てくるのに健全という、なんだか不思議な本だ。男根を9種類に分類して順位付けした『艶道日夜女宝記』、「おかまをほる」の語源に空海をもちだしたトンデモ説の『陰陽淫蕩の巻』、性行をしてはならない日と小林一茶のエピソード、「なめくじり」のこと、精力剤として使われたオットセイのことなどなど。2025/12/08
Kazuo Ebihara
0
江戸の艶本や艶画から、艶語を抜き出し、 当時の社会風俗、男と女の関係、武士から町人、色街の住人までを解説した。 そこで使われる言葉、漢字、文章の表現が実に艶めかしい。 江戸時代の日本、なんておおらかでやらしかったんだ。2026/01/28
miharasi_mamiya
0
江戸時代の艶本に出てくる用語?の紹介。江戸時代の性生活が伝わってくる。しゃれた言い回しやタイトルがパロディになっており、元ネタが教養?がないとわからないものになっているなど江戸文化が面白い。図版で春画的挿絵が紹介されている。平賀源内が艶本を書いていたりして平賀源内はいろんな活動をしていたのだなと思った。2026/02/18




