内容説明
24年の教師生活を終え、竹富島に移住した著者。
人生の機微を深いまなざしで見つめ続ける、珠玉のエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
48
途中で出てきた「心の鎧」に関する章が、すっとこころに落ちた。そのとおりですよね・・・というところ。表面的なことばかりに囚われてしまって、そもそも、そのための環境が整ているのかが等閑にされてしまいがちな今の時代。立ち止まることの大切さを考える。2025/08/05
たっきー
11
「生きていくために身につけたよごれや鎧を前に出すのではなく、その人が本来持っていた生きていく根本の何か美しいものを、ためらいなく前に出せるようになると、自然とそのよき部分で自らの周囲とつながっていけるのではないか」。上手に周囲と折り合いをつけながら生きていくためのヒント。大学教授として授業をされてきたなかで、コロナ禍をきっかけにオンライン授業が始まり、録画もされるということで「そのとき、その場のみで、そこにいる学生とともに立ち上がる特別な瞬間、としての講義、は、失われたのである」という言葉にハッとした。2025/09/23
りょう
7
なーんと竹富島に移住されているとは!知らなかった。三砂さんの、エッセイを集めたもの。公と私の考え方のちがい、鎧の話、いろいろ興味深かった。2025/08/07
wakazukuri
3
正直すんなり心に入ってこなかった。ところどころ納得する箇所もあったが私の心が固まっているのだろうか。私的な生活の様子などはわかるが、心の鎧のおろし方は?である。2026/03/02
spike
3
65歳らしい、あるいは退職されて新たなステージに立ったのが充分に感じられる、ゆったりとした眼差し。その一方でそれを感じさせない瑞々しい文体。滋味のあるスープを飲んだような読後感。心の鎧、もだが一番響くのはロングショットの喜劇。2025/08/02
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