角川文庫<br> 彼女たちが隠したかったこと

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角川文庫
彼女たちが隠したかったこと

  • 著者名:一木けい【著者】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • KADOKAWA(2026/01発売)
  • 春うらら!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/15)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041168530

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内容説明

その女は、ハイヒールの音をコツコツ響かせ、やって来る――。

夫のDVと、思うようにいかない育児に悩む主婦・ユリは、レストランで目が合った精悍な男性店員・真崎と不倫関係に陥る。
街中で偶然すれ違った彼の母は、大輪の花のような女性だった。
しかしその日以降、ユリの周りのあらゆる歯車が狂い始め……。

父の暴力、同級生からのいじめ、マインドコントロール……。
“彼女”からは誰も逃げられない。
純度100%の悪に戦慄が走る、ノワール・サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

66
“怖い女”そのひと言につきる。彼女に出会ってしまったらもう逃げるしかない。コツコツというハイヒールの音、そして彼女の独特な香水が匂う前に。美しく親切で人に安心感を与える女性、英利子。しかしひとたび彼女に関わってしまうと…。彼女に人生を狂わされた人々の悲劇を描く連作短編集。夫のDVに悩むユリが出会った魅力的な男性。しかしその男性の母親と会ったとたん狂い出す歯車。夫の転勤で海外で暮らす女性、若菜を見舞う不幸、とにかく人々を翻弄する英利子の目的が見えない事が一番の恐怖。彼女のような人物には絶対に出会いたくない。2026/03/08

よっち

30
夫のDVと育児ストレスに追い詰められ、男性店員・真崎と不倫関係に陥った主婦ユリが、大輪の花のような美しい彼の母・英利子と出会ったことで人生を狂わせていくノワール・サスペンス。相手の弱点を抉り出し、逃げ道を塞いでいく手口が狡猾で、無邪気に他人を次々と不幸に陥れる理解不能の存在。夫に尊厳を否定される妻、海外赴任先で夫の不倫を知った妻の不倫、暴力を振る両親から妹と逃げ出した少年、中学以来交流を続ける無二の親友。誰もが壊れていく様子は息苦しくなるほど残酷で、救いのない後味の悪さ、歪んだ心理描写が鮮烈な物語でした。2026/01/22

ゆう

12
こんな人と関わってしまったら恐ろしい。人生が終わる。 結婚して子供まで産んでいるところが更に恐ろしい。でも娘はまともに育っていて良かった。 一瞬でも目を離した飲み物は飲んではいけない。そんな事、実際ある訳無いのに、気をつけなくちゃとつい思ってしまった。2026/02/15

水色系

11
英利子に関わってきた人たちは軒並み不幸になった。関わり合いになるのも怖いがそもそも出会いたくないな。若干伏線回収されない感があり少しモヤモヤする。読みが足りなかったかもしれん。2026/03/02

小鳥

10
Eのイニシャルのハンカチを持った彼女が現れるところで、人が不幸になる。短編集だが全部繋がっていて、人物が鎖のように紐付いている仕上がり。文章力がすごい力強くて一気読み。悪意で蠢くモンスターからは逃れられないのか。ラストちょっとわからなかったけれど、私は好きな作風でした。英利子に私も魅了されてしまったのかもしれない。悪女は嫌いになれない。2026/01/29

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