内容説明
「デジタル化」は人類の何を変えたのか
レコード、ラジオ、テレビ、絵画、映画、インターネット、SNS――
記録と複製をくりかえすぼくたちはどこからきて、どこへと向かうのか
19-20世紀のメディアの変遷の中で出現した「感覚の混線」
その全体像を描写しながら
現代に広がるデジタル空間を捉え直すための全10講義
ヘーゲル、ベートーヴェン、ジョン=ケージ、エジソン、
デリダ、エドワール=マネ、ゴダール、グリーンバーグ
「デジタル化」していく近代の思想・芸術・文化を一望して描く全く新しいメディア論
『群像』での連載「音と言葉のデジタリティ」に、膨大な注釈として50冊超のブックガイドを追加!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
8
音も絵も言葉もデジタル化していく。平均律の上で、白いスクリーンの上で、スマホの画面の上で。19世紀以降の記号化の流れを、様々な作品や文献に載っかりながら漂う。手と指の作業、つまり書かれた言葉を信じるヘーゲルにデジタルを見いだしたり、20世紀初頭の無声映画に幼児期の体験を見いだしたり、いろんなことを考えて書く。最後に数値化と言葉と生の微妙な関係について書きつつ、答えじゃなく問いで終わらせるところがなんかかわいい。2026/03/03
こたろう
2
「音」と「言葉」のデジタリティ(=計数性)。デジタリティは著者の造語であるようだ。 自分は、文化的教養がないため、ゴダールの映画やジャズといったものに十分に沈潜することはできていなかった。よって、「音」のデジタリティと、「言葉」のデジタリティの一部について、真に理解することはできなかった。しかしながら、最初の「言語行為」といった話に関しては、逆に、普段から考えているような事柄であったため、理解は容易かった。音楽美学の、アドルノやヘーゲルのあたりも、非常に面白かった。2026/03/17
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