内容説明
日常生活のちょっとしたことから、人生を左右する大きな問題まで、さまざまな悩みや迷いについて、中国古典の知恵を借りて解決策を探っていきます。取り上げる古典は『論語』『菜根譚』『荘子』『老子』のほか、漢詩なども。
【特徴1】30の困りごとについて解決策を探る
現代人によくある悩みや迷いを30のケースにまとめました。たとえば、以下のようなものです。
「つい他人と比べて、劣等感を抱いてしまう」
「いつも同調圧力に負けてしまう」
「絶望的な失敗をしてしまった」
30のケースは、人生の喜怒哀楽に沿って分類。「喜」「楽」では、喜びや楽しさが困難の克服に役立つという視点で考えていきます。「怒」「哀」では、怒りや悲しさを覚える状況を取り上げて解決策を探っていきます。
【特徴2】1本10分=サクっと読める
1つの困りごとは6~8ページで完結しているので、短時間で読み切れます。ご自身が実際に直面している状況に該当するケースをその都度読んでもいいですし、最初から順番に読んでいっても構いません。
【特徴3】現代中国における古典作品の読まれ方なども分かる
「この作品は、中国では学校で暗唱させられるので、中国人なら誰でも知っている」など、作品が中国の学校教育でどう扱われているのか、現代中国での知名度はどうか、などを日中両国をよく知る著者が随時説明。古典から離れて、現代中国事情の解説も随所にあります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
13
中国古典で人生訓、処世訓を言い聞かせる的なものは齋藤孝あたりの得意なことだけど、さすがネイティブで中国古典の産湯をつかった人は掘り下げ方が違う。悩み事1つに対し、やもすれば言い聞かせテイストを醸しがちな古典の引用、生き馬の目を抜くような過酷な中国で、古典の知恵は生き延びるために必要だったのであろうことが感じられる。著者は「国宝」の中国語訳をした方だそうで、とても優しいテキストでした。個人的に沁みた後書きから引用を「いにしえの知恵をヒントに、家庭や外見、生まれついた国など、自分ではどうにもならないものに翻↓2026/04/23
さとうしん
11
菱岡憲司『その悩み、古典が解決します。』の中国古典版みたいな内容であるが、こちらは漢詩や『論語』『菜根譚』など思想書からの引用が多い。また、アニメ映画の『ナタ2』など、エンタメ作品も言及されている。本題の悩みの解決を古典に求めるということのほかに、中国での古典の受容のされ方や現代の中国思想のエッセンスも読み取ることができる。中国思想入門として読むこともできるかもしれない。2025/12/28
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