内容説明
江戸の最強バディ、ここに誕生!
いつの時代も子どもから大人まで皆の心を掴んで離さない、あさのあつこの生み出す新捕物帳!
◆あらすじ◆
「八州廻り」と呼ばれる関東取締出役の任に就く若人・一柳直四郎。最も若く新参者で、村役人にもてなしをねだる術にも、宿の値引き交渉にも通じていない。
目元の下がった色白の童顔は争いごとを好まぬが、理にかなわないことはもっと好まない。好きなものは、少し塩気のある甘い饅頭とうまいお茶。
「揉め事や争いごとは無いがいい。平穏が一番だ」と言いながら村をゆく直四郎のもとへ飛び込んできた一報、それは――「死人が出ました」。
林の中の木にぶらさがっていた首吊り死体は、どうやら自死と言い切れないようで……?
調べるうち、直四郎は巷でその名を轟かす「みみずくの銀蔵」の存在に行き当たった――。
お人好しの若同心×腕利き家人の最強主従《バディ》に魅了されること、まちがいなし!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
92
関八州廻りは関東八か国を巡りながらその土地で起こす無法者や農民への教諭を役目とするもの。この職に付いて2年の新参者、直四郎が主人公。彼の相棒の矢助。息の合った二人がこれから展開するこの物語を牽引してくれる。ある村で起こった自死に見せかけて殺された男。その裏で蠢くあくどいヤツラ。直四郎のセリフが矢助をもイラつかせるまどろっこしさ。これはあさのさん特有のセリフ回しなのでここでイラついてはいけない。甘いもの大好きな直四郎の饅頭の場面が笑える。軽い笑いとミステリ要素も欠かさず2人の息の合ったシリーズの始まり。2026/03/02
hirokun
43
★4 あさのあつこさんの時代小説は、なんだか読んでいて温かみがあり、安心して読み進められる。今作品は、新シリーズとの事だが、主人公と相棒の手下の個性がうまく組み合わされており、物語の展開を際立たせている。ストーリーとしては特に捻った推理小説ではないが、私と似ているところもあって主人公には親しみを覚える。ぜひ、継続シリーズにしてもらいたい。2026/02/20
nyanco
33
あさのさんの新作、関東取締出役【八州廻り】この組織の存在を知らなかったので新生。 Geminiに今で言ったら?と聞いてみたら、”警察庁の広域重要事件特別捜査班”って、【特捜】じゃないですか!? 見た目はおこちゃま、頭脳は・・・のところは、どこかの名探偵みたい。 気になったら調べなきゃ気が済まない、ないがしろにしない性格も面白い。 でいて、義姉は義母、女性には弱い。 義姉・明子の存在がなかなか面白く、また義姉に似た許嫁立候補の菊乃のキャラも良い。 これはシリーズ化するのかな、女性陣との絡みも楽しそうです。 2026/02/17
長くつしたのピッピ
21
弥勒シリーズのようなシリアスな小説を予想していたので期待外れ。加えて、主人公の直四郎は、「しゃばけ」の若旦那のようなイメージでありながら、饒舌で頭が良い。宮部みゆきの小説にありがちな設定で、軽く口を叩きながらも事件を解決するさまがまどろっこしい。返す返す残念。2026/03/11
onasu
18
あさのさんの新シリーズは、若くして関東取締出役、通称・八州廻りに就いた一柳直四郎の謎解き。 直四郎は、色白・童顔、争いごとは嫌いで、お役目には不向きなようだが、事件を手控えに認めることで断片を整理していく。その手足となっているのが、元々は家人で、修羅場も潜ってきた気配の従者・矢助。この2人が出向いた先の案内役と事件を紐解いていく。 風貌から女人に構われがちだが、アスペルガー的な性向は女人が苦手で、八州の風に吹かれている方が気楽というが、家内の女難(?)も一本の柱のようで、こちらも楽しみにしておこう。2026/02/18
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