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内容説明
大学進学において、生まれ育った地域、性別、通っている高校、保護者の学歴など、特に多くの壁=社会的諸条件を乗り越えなければならないのが「地方女子」。個人の努力や意志の問題に矮小化すると、「壁を乗り越えられないのは自己責任」という重荷を子どもたちに背負わせかねず、「地方女子」を呪縛にしてしまう。選択の背景にある「当たり前」はどのようにつくられているのか――。本書では「地方女子」の置かれた現状を教育、制度、経済、社会意識、ジェンダーなど多角的な視点から分析し問う。
目次
序章 「地方女子」は「呪縛」なのか?
第1章 「地方」からみた大学進学
第2章 どのように“女の子”になるのか
第3章 理系から遠ざけられる女子たち
第4章 女子はなぜ四年制大学へ進学しにくいのか?
終章 「地方女子」を呪縛にしないために
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
生まれ育った地域、性別、通っている高校、保護者の学歴など、特に社会的諸条件を乗り越えなければならない地方女子の状況を多角的な視点から分析する1冊。周囲に大学があるか大卒が多いか、行った高校で卒業後の進路が似たものになる傾向や、両親の学歴も進路の選択肢に影響を及ぼすこと、進学先を自由に選べるわけではないこと、理系から遠ざけられやすい状況、大学進学による経済的合理性、男女で必ずしも一致しないことなど、学力だけでなく環境が大きな影響を与えていて、大学無償化では解決しない問題という指摘には頷けるものがありました。2026/03/07
てくてく
7
呪縛とまではいかないかもしれないけれど、図1の都道府県別大学数を見ると、どの都道府県に生まれたかというのは四大進学に与える影響は大きいと思った。また、男女別のなりたい職業、そして進学の際に親をはじめとする周囲の人が与える影響というのも大きくて、単なる大学の無償化だけでは、このあたりの問題の抜本的解決策にはならないだろうという著者の主張には賛成せざるを得ないところがあった。2026/02/14
カエル子
5
自分を「地方女子」だと思っていたが、札幌出身はその定義の外だった笑。大学へ進学することが既定路線とされていたので、それは親に感謝すべきことなのか…な? でも、道内あたり前。できれば家から通えるところという兄弟とは違う条件が付いていたけどな笑。「ジェンダーが『呪縛』になる人もいれば『支え』になる人もいる」ってところは地味に響いたのだが、その結論では著者的にダメらしい。終章への展開でちょっとよくわからなくなった。まー、それはともかく、自分が「女子」という枠組みでいろいろ言われるのが嫌なことは再確認した。2026/03/27
左手爆弾
4
ジェンダー×地方による教育格差の話だった。大学進学は個人の努力だけでなく、住んでる地域や性別など、環境影響を大きく受ける。人間の進路は周囲からの影響を受け、クラスメートと行きたい大学について話しているうちに大学進学を目指すようになったりする。また、親の学歴も影響が大きく、大卒以上の親は「学歴先行型の進路選択」になりやすいため、「職業先行型の進路選択」に比べて過剰な期待をしやすいと指摘される。進路というのは、実は自由意志で決めているわけではないことをデータによって説明する点だけでも十分に価値がある。2026/02/24
ame20260327
1
内容が薄かった。あまり、新しいことは書いてない。2026/04/20
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