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内容説明
大学進学において、生まれ育った地域、性別、通っている高校、保護者の学歴など、特に多くの壁=社会的諸条件を乗り越えなければならないのが「地方女子」。個人の努力や意志の問題に矮小化すると、「壁を乗り越えられないのは自己責任」という重荷を子どもたちに背負わせかねず、「地方女子」を呪縛にしてしまう。選択の背景にある「当たり前」はどのようにつくられているのか――。本書では「地方女子」の置かれた現状を教育、制度、経済、社会意識、ジェンダーなど多角的な視点から分析し問う。
目次
序章 「地方女子」は「呪縛」なのか?
第1章 「地方」からみた大学進学
第2章 どのように“女の子”になるのか
第3章 理系から遠ざけられる女子たち
第4章 女子はなぜ四年制大学へ進学しにくいのか?
終章 「地方女子」を呪縛にしないために
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
6
呪縛とまではいかないかもしれないけれど、図1の都道府県別大学数を見ると、どの都道府県に生まれたかというのは四大進学に与える影響は大きいと思った。また、男女別のなりたい職業、そして進学の際に親をはじめとする周囲の人が与える影響というのも大きくて、単なる大学の無償化だけでは、このあたりの問題の抜本的解決策にはならないだろうという著者の主張には賛成せざるを得ないところがあった。2026/02/14
夢狩人
0
久しぶりに完読した本です。読みきれて良かったです。2026/02/14
Yappy!
0
教育社会学って、東京か関西の研究者が有名どころだなぁと思い出しつつ、近年の調査・研究をまとめてくれた本だなと思った。地方でも端に位置する研究者が、こうした研究の中で忘れてはいけない視点や感覚につながる過去の意見や感想、経験を踏まえ紹介。端というのも都市圏と都市圏に挟まれた地方では、片側にしかない場合と比べて、進学のイメージがまた違ってくる。隣の県なら行けば良いという感覚もある。空気だから気づかないものを、どう気づきどう向き合うか。難しいところでもあり、教育や行政に繋がる社会学の重要な意義とも言えるか!?2026/02/13




