内容説明
白ヤギばかりの大学のヤギ部に、黒ヤギ「チャー」と茶色いヤギ「ゲラ」がやってきた!今までにない色の新入りと古参白ヤギたちのドラマチックな化学反応を期待するコバヤシ学長だったが……。小林ゼミ慣例・卒業生へのプレゼントづくりで動物ポーズをとらされ「アクスタ」になったり、学生たちが学内で思い思いに品物を披露する「ぷらいべいと博物館」に展示されたアライグマの骨から40年前の旧友を思い出したり、殻に穴があいたカタツムリを保護して「カタツムリ(陸の巻き貝)とイシタダミ(海中の巻き貝)の殻修復能力の違い」から生き物の進化を考察したり……。学長になったからこそ生まれた新しい視点で、ヒトと動物の生態を鋭く考察。限られた時間でふれあう動物たち・学生たちへの気持ちがより深まった最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ecuas
3
見かけるとタイトルが気になってつい借りちゃうシリーズ、もう20巻にもなるのか。毎度のことながらニッチな話題も多いのだけど、嬉々としてそれぞれの動物の行動に疑問を持ち、それを解明しようとする好奇心の塊のような姿には思わず惹き込まれる。学問の本質はこれに尽きるのかも。学ぶことに興味があるかどうかとかじゃなく、教える側が自ら率先して楽しみ、その様子を見せることで、どんな学問も楽しめちゃうんじゃないかな。学ぶための学問ではなく、好奇心を満たすための学問って感じか。子供にも学ぶことの楽しさは積極的に伝えていきたい。2026/01/14
ときわ
3
先生が学長に!素晴らしい、おめでとうございます。でも学長になるといろいろ制限もあるようで。以前と同じ大学生活が出来ない。そんな中でもどうにか動物と触れ合おうとする小林先生。動物と触れ合うのは先生の生き方そのものだから。本作では過去の話も多く、もしかしてまとめに入ってる?過去の話多めでも良いからこれからも書いて欲しいです。2026/01/03
しぇるぱ
3
[先生、○○が××しています!]のシリーズです。これでシリーズ21冊目。著者は鳥取環境大学の学長で、動物行動学を専攻しています。シリーズの本を何冊か読んでいるんですが、どれだったかなぁ。表題のカタツムリ問題、修復した個所が色が違う、そういうことです。カタツムリを学長室に置いていたので、学長の職務を果たしながら、研究職の職務にも浸っているような感慨があります。岡山大学の学生時代、学会発表でアメリカに行った。その当時の思い出話も提供してあります。エッセイで、戯文調で書いています。充分に面白さを引き出しています2025/11/17
相馬
2
ついに学長に上り詰めた小林先生の「先生シリーズ第21巻」。学長になってフィールドワークが減ったせいか、想い出話や懐旧的、叙情的なところが多い。でも安定の面白さ。特にカタツムリの殻の話は実験的で面白い。当然次もあるよね。2025/12/26
深山木 寝子
2
このシリーズ 読んでると「この大学行きたい!」「この先生のゼミに入りたい!」って思わせてくれるのがすごいな。学長になられたからもうゼミはされていないようだけど。動物が大好きで、生徒が大切なんだなって伝わってくる。2025/11/20




