内容説明
ヤドカリたちが貝殻争奪戦を繰り広げ、飛べなくなったコウモリは涙の飛翔大特訓、ヤギは犬を威嚇して、コバヤシ教授はモモンガの森のゼミ合宿で、まさかの失敗を繰り返す。自然豊かな大学を舞台に起こる動物と人間をめぐる事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
67
(誤解を恐れず言えば)”趣味”の延長線上の仕事。羨ましいなぁ。随所に”好き”が溢れる日常。「人生は大きな苦と小さな喜びの連続」とは言い得て妙。同感。カラー写真の数々は、著者の”心の癒し”であり愛情に溢れる。学びも多々。中でも、”貝”関連。右巻き?!やホンヤドカリの家探し実験などなど。読後、子供に早速ドヤ顔で語った。(笑)M君への無茶振りは玉に瑕だが、コウモリ”イクメン”やアナグマ観察に垣間見る集中力に、著者の研究者としての熱意を感じる。笑いながら読み終え、気づくと学び!?という一冊。2017/10/23
Rin
56
【図書館】コウモリの飛行訓練がとっても愛らしい。そして、研究のために一時的にでも大学で暮らすコウモリは、環境が変われば筋肉も弱ってしまう。人が与える影響の大きさを痛感する。今回も変わらないのは小林教授。アナグマには警戒されず、生き物以外に対する記憶力には❓️が。失敗に学び、経験を武器に学生たちと共に、コウモリやヤドカリ、ヤギにモモンガとの関わりが語られていく。そうして動物たちの認知世界を少しだけ学ぶことができました。軽快な語りに読了後は、ついつい小林教授のブログを読みに行ってしまいました。2019/07/01
鱒子
52
図書館本。シリーズ 11作目。相変わらず面白いです。生き物と生徒を愛する小林先生が素敵です( ˆᴗˆ ) このタイトルの「犬による捜索」の結果は、犬を飼っている方ならすぐ予想がつくと思います(^◇^;) そして今回も小林先生の写真の腕前は、なかなかヒドイです。 特に161ページのアナグマときたら(^Д^;) いや、いい写真もありますよ。半々くらいかなぁ。2017/08/05
いちろく
49
見かけたら、つい手に取ってしまうシリーズ本の一つ。大学内の研究内容の報告だけでなく、ありのままの日常を描いてくれている所が読んでいて面白い。また、研究報告系によくある様に結論や考察を重点的に描くのではなく、それまでの工程や結果を詳しく描いてくれている点も面白い。今回は、ヤドカリが背負う貝殻についての内容が特に興味深かった。どうなるのだろう?とワクワクしながらページを捲れる本は読んでいて楽しい。2017/07/23
ばんだねいっぺい
40
タナカさんが作ったからタナカ池(笑)。人工池を作るのはたぶん、男のロマンのひとつ。木を引っくり返すとサンショウウオが出てくるのは、羨ましい環境。コウモリのことを初めて、可愛らしく感じた。ヤドカリの貝殻に対する目利きぶりに関心。2017/07/14




