内容説明
美大の同級生だった陽向、瑠璃、未緒、乙羽。四人展を開催するくらい仲が良かったが、卒業後に現れた男の存在が関係を歪ませる。久しぶりの再会の場となった瑠璃の結婚式で明かされた、六年前に大学で起きた事件の真相とその罪とは。ギャラリーストーカー、セクハラ、アカハラなど、美術業界の闇とタブーを炙り出す衝撃作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
118
ギャラリーストーカーの恐怖。パトロンとかの言葉の持つ気持ち悪さ。思い込みという感情の齟齬。全5話それぞれにざらりとする人の闇があった。いやぁ~な感じなのだ。なのに・・最後まで読ませてしまうというか、読んじゃった。身勝手な人物を描くのが上手い水生さん(当方比)その身勝手は肌感覚できっと私にもあって、だから、顛末が気になってしまうのだろうな。危ない危ない・・2026/03/19
ごみごみ
49
1話目から私の中に無意識にあるジェンダーバイアスに気付かされ、ドキッとさせられる。5話の連作短編、語り手が次々と変わり、それぞれの心の中に抱えるモヤモヤやイライラが見え隠れし、広がっていく疑心暗鬼。セクハラ、アカハラ、ギャラリーストーカー (←存在を初めて知った!) どれも見苦しく気持ち悪い。エスカレートしていく恐怖。どう対処するのが正しい?その後の展開が気になってラストまで目が離せない。2026/03/20
あずき
7
タイトルの私は誰なのか?一人一人の語りによる悩みや思い、ギャラリーストーカーなる存在の怖さ。ストーカーの存在だけではなく、それぞれの抱える思いも複雑で、ああ自分だったらどう対処するだろうと思いながら、選んだ先の未来に光りがあるよう願いつつ読了しました。2026/03/03
みやび
1
☆42026/03/23
よしかず
1
図書館本。 視点を変えて物語が進んで行く。ギャラリーストーカーっておるんや。知らんかった。一番怖いのはストーカーでもパワハラでもセクハラでもなく、自分が正しいと思い込んで行動する人間。2026/03/18




