なぜ、これが名画なの? 様式の歴史から読み解く

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なぜ、これが名画なの? 様式の歴史から読み解く

  • 著者名:秋田麻早子【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 朝日出版社(2026/01発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784255014067

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内容説明

累計10万部突破の『絵を見る技術』第2弾!
絵画史を見る道具があれば、もっと絵と語り合える。

●これまでになかった「絵の見方」を、さらにアップデート
目からウロコの名画の造形分析が話題を呼んだ『絵を見る技術』。それをさらに発展させ、本書では“時代ごとに変化するスタイル”にフォーカスします。
(※独立した内容なので、『絵を見る技術』を読んでいない方でも全く大丈夫です)

今度のテーマはずばり「スタイル(様式)を見る力」。ルネサンス、バロック、ロココなどなど……プロはなぜ、「◯◯世紀の××派っぽい」と言い当てられるのか。その秘密を、どの本よりもわかりやすく解き明かします。

●キモは「2つの系統」――理性派と感性派
西洋絵画の歴史は、実は大きく2つのスタイルが入れ替わり立ち替わり登場し、二重らせんのように発展してきたもの。本書はそれを「理性派」と「感性派」と名づけ、美術史の大まかな見取り図を示します。
理性派と感性派では、求めるものが異なります。「永遠を描くか、一瞬を切り取るか」「理想を追うか、現実に迫るか」「秩序を求めるのか、それを壊したいのか」「トップダウンか、ボトムアップか」。これは西洋絵画だけでなく、東洋美術、写真、ファッション、音楽などにも通底する2タイプ。一度このことがわかると、あらゆる芸術がクリアに見えてきます。

●スタイルを見ることは、なぜ大事?
スタイルを読み解くということは、絵が語っている“声”を聞くこと。画家が何を伝えたいのか、その絵がどんな価値観や時代精神を背負っているのか――そのヒントが筆致や構図、色や質感に宿っています。スタイルを知ることから、絵とのコミュニケーションが始まるのです。

●実践問題で腕試し!
今回も、見る力を鍛える実践問題を多数収録。読み終える頃には、はじめて見る絵でも、「どの時代の、どんな流派か」「これはどんなスタイルで、なにを目指しているか」を言語化できるはず。さまざまな「Q(クエスチョン)」を解きながら、一緒に「名画の謎解き」に乗り出しまししょう!

* * *
名画とは問いかければ問いかけるほど、豊かな情報があふれ出してくるものなのです。つまり、名画のすごさは「情報の埋蔵量」にあるといってもいいでしょう。
 絵を見るとは、そのすごさを知り、美しさに触れるとは、絵にこめられたコードを読み解く作業なのだといえるかもしれません。
様式(スタイル)を観察することはコード解読の第一歩です。その一歩を踏み出して、絵画の豊かさにもっともっと触れてみませんか。――著者 
* * *

もくじ:
序章 あなたには絵を見る眼がある!
第1章 絵を見る7つ道具
第2章 絵画史を動かす2つの力(上)――理性派と感性派
第3章 絵画史を動かす2つの力(下)――リアルとシンボル
第4章 絵は層構造(レイヤー)でできていた!――材質と技法
第5章 どこまでが絵? ――額縁の効果
第6章 スタイルは語る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

114
7年前の「絵を見る技術」は、「構図」を切り口に名画を分析した名著だったが、本書では、7つの道具(色/明暗/輪郭/形/筆触/主役/構造線)を用いて、絵画の「様式」を分析する。理性派と感性派、リアルとシンボルという二つの軸に照らすと、「様式の変遷」としての西洋美術史が立体的に浮かび上がってくる。随所にQがあり、こちらの理解の度合いを確認してくれる構成もうれしい。作品のエピソード紹介で誤魔化すのではなく、美術作品を鑑賞する技術を、素人にもわかる形で、知的に理論的に指南してくれる秋田さんの本は、値千金である。2026/02/09

アキ

82
前著「絵を見る技術」では、主に構図を扱って絵画の観方を論じていたが、それに続く本書では、7つの道具で絵のスタイルを見抜く方法を教えてくれます。色・明暗・輪郭・形・筆致・主役・構造線の7つの道具で、その絵が理性派か感性派かを推測し、テーマの扱い方からどの時代かを考えて、更にどんな技法で、材料と額縁を含めた展示方法でかなりのことがわかる。「名画のすごさは情報の埋蔵量にある」と言われるのは、時代を経ても新たな見方を知ることで、その奥深さを今この時に見ても感じることができることの裏付けだと思う。2026/02/22

サケ太

14
絵画の見方はかなりぼんやりしていたものの、こういう風に言語化してくれるとありがたい。各時代の技法について確認しながら、美術館に行きたいと感じた。2026/02/07

多喜夢

10
こういう切り口で絵を眺める習慣をつければ良いのかと非常に参考になった。対話型鑑賞とはまったく違う観点で、絵を見るためのテクニックを紹介したマニュアル本。アートも路上観察と同じで自分なりの切り口を見つけて楽しむといいのだと気づく。2026/03/04

takakomama

9
モネとピカソの時代から古代まで、絵画の歴史をさかのぼり、絵を見る7つ道具、絵の技法や額縁も解説。ポイントは太字になってます。画家本人の判断や社会的、文化的、宗教的環境の影響、パトロンや観衆の好み、流行によって感性派と理論派を行ったり来たり。同じ題材の2枚の絵を見比べると違いがよくわかります。「絵を見る技術」と同様、面白かったです。2026/02/11

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