内容説明
自国の負の歴史を正当化する歴史否定論は一九九〇年代後半から日本で本格的に展開し,教科書にも影響を与えるようになった.いま「自国ファースト」などのうたい文句で各国の政治体制と連動しながら,排外主義を呼び込んでいる.韓国,米国はじめトランスナショナルな視点で身近に潜む歴史否定についてわかりやすく伝える一冊.
目次
はじめに――歴史を強者の道具としないために
第1章 なぜ歴史否定論がヘイトの源泉になるのか?(板垣竜太)
第2章 消えた「慰安婦」記述――狙いうちにされた歴史教科書(加藤圭木)
第3章 社会に広がる歴史否定論,そのカラクリ(倉橋耕平)
コラム「日本人ファースト」にひそむ罠(岡本有佳)
第4章 韓国のニューライトと歴史否定論はなぜ生まれたのか?(趙慶喜)
第5章 共謀の歴史否定――北米と日本(米山リサ)
インタビュー『主戦場』ミキ・デザキ監督に聞く(聞き手 岡本有佳)
第6章 「自由契約」は成立していない――破綻するラムザイヤー論文(吉見義明)
さらに知りたい人のためのブックリスト
おわりに



