内容説明
民主主義の機能不全がささやかれる今、私たちはいかに自由を失うことなく他者と社会を築けるのか。民主主義論の第一人者である著者が、ルソーの名著から熱きメッセージを読み込む。
「入門書の入門」とも言うべきわかりやすさで、『社会契約論』のキモが100ページのボリュームでわかる!
【目次】
はじめに いまの政治に疑問を感じる人へ
第1章 ルソーはどんな人だったの?
第2章 自由でありつつ人と仲良くするってどういうこと?
第3章 一般意志って結局何なの?
第4章 ルールを作る人と実行する人は別?
終 章 いま『社会契約論』を読む意義って?
『社会契約論』の翻訳について/次に読みたい本
ルソー略年譜
『社会契約論』の翻訳について
次に読みたい本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコ虎
7
これは酷い本だ。ひとつも古典入門になんかなっていやしない。解説も曖昧でいい加減。もやもやとして人をだまくらかす書き方に辟易する。ルソーを評価しろって言うがもうちょっと真剣にルソーの問題点も踏まえて書いてくれ。これは何も知らない中学生向けか情弱者向けなのか、バカにすんなといいたい。2026/02/07
しゅー
4
★★★う〜ん、ルソーってば、かなりトガった人だったのね。いまだったら炎上上等のネット論客かしらん。人と一緒にいたい、でも人に合わせるのは面倒くさい、そんな原始的な感覚から議論がはじまるのが分かりやすい。そしてルソーの思想を安易に単純化した俗説(フランス革命を起こした的な)が論駁されている。(本筋じゃないけど「むすんでひらいて」はルソー作曲じゃないよーと言うあたりはチコちゃん的に掘り下げて欲しい。)また、日本におけるルソー受容の歴史も興味深かった。「一般意志2.0」はピンと来なかったので著者の見解に同意だ。2026/02/15
たかきち
1
「自由でいたい」と「人と仲良くしたい」を両立させるにはどうしたらよいか?そんな問いについて、ルソーは心底真剣に考えた人物。人々が話し合いながら形成する「一般意志」というのは机上の空論のように思えてしまうけれど、その理想を実現するにはどうしたらよいのかと考えることは無駄ではないと信じたい。「人々は選挙の時は自由だが、それが終わると自由でなくなる」という言葉にはドキリとさせられました。2026/02/12
ザック•コヘル
1
全体を通して少しの共感性羞恥を感じながらも、大筋は理想主義ながら所々同意といったところ。 道徳的自由について、傍若無人にふるまうことが自由ではなく、自分を律することこそが自由の本懐である。 禁煙と繋げられそう。 著者とは違う解釈だが、パラサイトを観た時にも感じた悟ったような諦観(諦めの境地)の匂いをルソーは敏感に感じ取り、絶対に許さないという強い意志を感じた。見方を変えると駄々をこねる頑固な子供とも。 恐らく今の日本にルソーがいたらMCバトルで人気になっていると思う。2026/01/25
Tatsuo Mizouchi
0
昔、社会契約論批判として、「そんな契約を結んで事実はない」みたいな意見があり、社会契約論ってさ、そもそも架空の話であり、そんな契約がある訳ないじゃん、あほみたいな批判やなと思っていたが、実践する際は結局実現性が問題となると言う意味で、その批判は正しいのかもね。とはいえ、あくまでも理想であり、それにいかに近づけるか努力し続けることは大切だと思うけどね。それに一般意志もみんなの最大公約数的な意見ではなく、実態はともあれ、みんなが理想とする社会の姿なんだよね。だから、SNSを分析してもわかんないよ。2026/02/06




