内容説明
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ドイツの首都ベルリンにおいてトルコ女性移民たちが自ら始め、後に公的事業となった「地域の母」という社会福祉事業を中心に、学校や成人教育機関などの公教育だけに限定しない学びの成果を捉え、ムスリム移民の受入社会への統合の過程と構造を究明する。
目次
まえがき
序章 研究の目的と方法
1.問題の所在と研究の目的
2.研究の枠組み
3.本研究の構成と方法
第一部 先行研究の批判的考察
第1章 トランスナショナルな移民研究の背景と課題
1.グローバルな移民と移民研究の動向
2.ムスリム移民を対象とした教育研究の留意点
第1章のまとめ:ムスリム移民の教育研究には学際的手法を用いた個人と社会の変容を分析する必要がある
第2章 ムスリム移民のおかれた環境
1.イスラモフォビア:ダイナミックな課題
2.移民の教育課題と内発性
3.トルコ女性移民を取り巻く教育環境
第2章のまとめ:ムスリム女性移民は外圧の中で内発性を捉える対象となる
第3章 ノンフォーマル教育および個人と集団におけるその成果
1.ノンフォーマル教育とは
2.ノンフォーマル教育からみる学習の成果:個人のエンパワメント
3.ノンフォーマル教育からみる学習の成果:社会関係資本
第3章のまとめ:NFEによって学習参加者はエンパワーされる
第二部 事例と考察
第4章 移民に対する欧州の施策:制度保障の動き
1.移民の統合と教育政策:移民統合政策指標
2.『学校へ移民の子どもたちを統合する』に見る教育取り組み
3.欧州における複言語主義と少数派への支援
第4章のまとめ:欧州受入社会では移民政策と教育の整備が進んできた
第5章 トルコ移民の統合・参加:ベルリンの事例
1.トルコ移民の背景
2.ベルリン・ノイケルンにおける取り組み事例
3.「地域の母」事業の詳細と評価
第5章のまとめ:ベルリンでは制度整備が進み、自発的集団に支援が見られる
第6章 考察:移民の置かれた状況とエンパワメントの構造
1.移民の置かれた状況
2.ノンフォーマル教育の成果
3.実質的な統合:多文化社会の構築プロセスの1つとして
第6章のまとめ:トルコ女性移民はノンフォーマル教育でエンパワーされる
終章 結論と今後の研究課題
1.各章のまとめ
2.本研究から得られた示唆
3.今後の研究課題
付録
付録1.移民政策指標(MIPEX)Ⅰ 抜粋訳
付録2.移民政策指標(MIPEX)Ⅲ 抜粋訳
参考文献
あとがき



