内容説明
颯太が生まれたときから、いつもそばにいてくれた愛犬・コテツ。毎日一緒に遊び、寄り添うように暮らしてきた。ところが、コテツが13歳を迎えたころから、少しずついつもと違う様子が見えはじめる。「どうしたんだ、コテツ・・・・・・?」それは、颯太とコテツが過ごす「最後の3カ月」のはじまりだった――。愛犬の老い、余命宣告、介護、看取り、そしてペットロス・・・・・・。犬とともに暮らす家族にとって避けられない現実に、少年が向き合っていく物語。いざというときに知っておきたい、役に立つ実用コラムつき。ペットと暮らす家族全員に読んでほしい1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
12
同じ家で一緒に成長してきた犬の重病に直面した少年が、かけがえのない命の終わりに向き合うストーリーです。動物を飼ったことのない私がもらい泣きしました。気づけば身近で大切な人の看取りに重ねていて・・。「ペットと暮らす家族全員に読んでほしい一冊」と銘打っていますが、この本が刺さる対象はもっと、ず~っと広いでしょう。共感せずにいられなかったのは、変わってしまった”家族”を怖いと感じて直視できなくなってしまう少年の心情ですね。そんな彼にかける獣医師の温かい言葉に、ぜひ注目してください。(対象年齢は12歳以上かな?)2025/09/14
-
- 電子書籍
- ヤングキング 2026年4号




