内容説明
又吉直樹6年ぶりの長編小説!
「生きる」とは、こんなにもやりきれなくて、おかしい――
累計354万部『火花』から10年後に書き上げた、新たなる代表作!
公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。
しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円を貸したことから、その人生は狂い始める。横井は他の仲間たちからも借金を重ねたあげく、姿をくらましていた。
阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、岡田は大阪・道頓堀で偶然横井と再会する。
貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまっていく……
人間の「闇」と、「笑い」を両立させた奇跡的作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
149
又吉 直樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者6年ぶりの新作長編という事で期待して読みました。 大阪を舞台にした小悪党たちの群像劇、著者版人間失格なのかも知れません。 https://books.bunshun.jp/sp/matayoshinaoki2026/02/09
おうさま
10
こんな風に人は簡単に堕ちていくものなのか 騙すほうも騙されるほうも、とても共感はできないが 悪いほう悪いほうへ流れていく岡田には、同情より、呆れの感情が強かった とはいえ、自分は絶対に大丈夫か?と問われたら 大丈夫と言い切れるほどの自信はもてない 「美味しい話には必ず裏がある」 心して日々過ごしていかなければ2026/01/30
いざよい
8
又吉さんの待望の新刊。横井はなんてむちゃくちゃなやつなんだ、と思うんだけど、なぜかそんな横井を信じてしまう岡田の気持ちも分かるようで。。 一言では語れない二人の関係性が、実に面白い。 人間としてどうしようもない横井と、横井にお金を貸したことで人生が破綻しかけている岡田の、二人の会話のやりとりが、ほんと最高におかしくって。やりきれないほど物悲しくて、でも読み終わったら、なぜか清々しくもあり。毎度又吉作品には泣かされ笑かされ、最後には生きる勇気をもらえるんだよなぁ! 最高!!2026/02/01
K
5
又吉直樹の待望の一冊でした。横井がとんでもないやつから始まり、後半にかけて岡田も岡田過ぎてみんな救いようないという結論に至った。要所要所ある笑えるような会話が又吉直樹らしくて好き。2026/02/05
頭痛い子
4
おもしろい。川上未映子の『黄色い家』が頭よぎるけど似て非なるものか。又吉にかかると、現代の悪の部分(詐欺、スピ、暴力団、宗教など)、普通の人がセーフティネットから堕ちていくさまをこう書くのかと舌を巻いた。そこきてコロナ禍で散々言われた陰謀論、今の時代の動画配信による『正義という制裁においての金稼ぎ』など、やはり芸人というより作家なんだなぁと思った。特に後半は笑うとこ多くて声出して笑ってしまった。そして『え?』と思うとこも多く、つい口に出してしまった。LINEとか出てこなかったのも良い。映像化されそう。2026/02/08




