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内容説明
どんなに活躍して戦功を重ねようとも、後世に遺る金言・至言がなければ、その武士の存在感は薄い。逆に武士が名将として語り継がれるのは、言葉を遺したかどうかにかかっている、とは言い過ぎだろうか。本書は常に死と隣り合わせに生きた武士たちの遺した言葉から、決断や覚悟、あるいは人生観などに関するものを集め解説を施した名言集である。「領民に嘘をつくな。たとえ、半句といえども」(北条早雲)「つねに良き友と語り合い、意見をしてもらったほうがいい。人間の善悪は、友によって決まるものだ」(藤堂高虎)「私は人に勝つ方法を知らない。ただ自分に勝つ方法を知っているだけである」(柳生宗矩)など、表裏定まらぬ世を生きた男たちの含蓄ある言葉は、決して色褪せることなく、現代の私達に多くの示唆を与えてくれる。歴史の風雪に耐えた93の名言が、私達の奥底に秘められている精神文化を呼び覚まし、心の道標となる! 文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
29
「お前はもう死んでいる」は、「北斗の拳」の名台詞。原作では冒頭に出てくるのみだが、読み進むとこのカッコよさの虜になる。水の中では美しい水中花も水から出せば、ただの濡れた紙くず。それと同じように、名言や箴言の類もその背景を理解しないとありがたさが半減するどころか誤解や曲解の元。本が巻物から冊子になり、音読から黙読が主流になった。さらに電子化され拾い読みには非常に便利になったが、名言の意味がより正しく理解できるようになった訳ではない。平安末期からの幕末までの名将の言葉には、歴史と人生が織りなす美しさがある。2014/10/11




