東欧センチメンタル・トリップ

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東欧センチメンタル・トリップ

  • 著者名:イスクラ
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 草思社(2025/12発売)
  • 春うらら!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/15)
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  • ISBN:9784794228147

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内容説明

ページを開けば、旅心が動き出す。
東欧の色、匂い、料理まで味わえる記憶で旅するフォトエッセイ。

ワルシャワ、プラハ、モスクワ──幼い頃、図鑑のぼんやりした写真の中にしかなかった“鉄のカーテン”の向こう側。その謎めいた世界に心を奪われていた著者は、民主化直後の激動の90年代、20歳で憧れの東欧へ旅立ちました。
短期留学のサマーコースにドイツ東部を選んだことから始まった旅は、次第に“時間の記憶”を追う旅へと変わっていきます。フィルムの粒子の奥に見えた街の色、人々の笑顔、家庭料理のあたたかさ──SNSもスマホもなかった時代だからこそ残った記憶が、著者の東欧への愛をより深めていきました。
ドイツ短期留学中の発見、家族や友だちとの旅。コロナ禍で閉ざされた国境と、やがて再び開かれた空。変わりゆく街並みと、変わらない人々のやさしさ。30年にわたる旅路のそばには、いつも東欧の風景が寄り添っていたのです。
現在の著者は、社会主義時代の民生品を収集し、当時の部屋や食卓を再現する独自の活動にも取り組んでいます。旅先で感じた“あの頃の空気”を写真や料理で蘇らせる姿勢は、まさに記憶をめぐる探求者といえます。

本書は、著者が歩き続けてきた東欧の30年を、美しい写真とともに描いた旅エッセイです。懐かしさと発見が交錯するページをめくるたび、自然と心が東へ向かうような旅情が広がっていきます。
さらに、旅先で出合った料理を再現した文字レシピも収録しており、読むだけでなく“味わう旅”ができることも大きな魅力です。
東欧を愛する方はもちろん、これから東欧を知る方にとっても、新たな扉を開いてくれる一冊です。

〈登場する国と地域〉
ドイツ東部、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、モルドヴァ、ウクライナ、バルト3国、ウズベキスタン、ロシア~ロシア極東

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

コピスス

8
東欧を旅することが好きな作者の旅の記録。極東フェリーやシベリア鉄道は旅情があって、乗ってみたいと感じた。また幼い娘を連れて東欧をまわった話を読み、私自身も東南アジアを子どもたちを連れて旅したことを思い出した。子どもは好んで外国に来ているわけではないのかもしれないと思うと、なんだか胸が痛くなった。料理のことも多く書かれていて、大好きなハルヴァが食べたくなった。クヴァスという発酵飲料はどんな味なんだろう、飲んでみたい。2026/02/10

patapon

3
タイトルのフォントが昔よく読んでいた旅行記で使われていたものだったので懐かしくなる。まだネットで情報を得られない頃の海外旅行って、今の旅行とはまったく別物だったなと思う。かつての東欧、かつての著者自身を懐かしむ文章に自分の旅行体験を思い出しながら読みました。今後行くことはないだろうけど、ポーランドの料理をもう一度食べてみたいなあ。2026/03/12

はささ

1
比較的珍しい東欧の旅行記。私は社会主義にもノスタルジックなところにもそこまで惹かれないタイプだけど、紹介される国や食べ物はどれも魅力的に映った。言葉もわからない素人にはハードルが高いのかな。でも行ってみたい。2026/02/21

Koki Miyachi

1
東欧を旅することを愛する筆者の旅行記。東欧の人々や文化への愛情いっぱいの文章で、読んでいて心が温かくなる。社会主義国の独特の国民性や質素でシンプルな文化は、自分も好きなので大いに共感。他にもいろいろ本があるようなので、そちらも読んでみたい。2026/02/09

Yasuhisa Ogura

1
平成の初め、そしてネットが普及していなかった時代の東欧の旅を、思い出しながらの旅行記。叙情的ではなく、客観的な描写。言いかえればハードボイルドに描いていて、かえって僕にとっては当時の風景をイメージしやすい。挿入写真を見るとあの時代の東欧にタイプスリップするかのような錯覚を感じてしまう。しかし、挿入写真は、当時ではなく最近撮影したもの。まさに「センチメンタル・トリップ」風に撮影されている。あの時代の東欧はもう残ってはいないんだろうなとも思う。同じ頃、フィルムカメラを持って周った自分の欧州の旅が浮かんできた。2026/01/17

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