東欧センチメンタル・トリップ

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東欧センチメンタル・トリップ

  • 著者名:イスクラ
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 草思社(2025/12発売)
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  • ISBN:9784794228147

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内容説明

ページを開けば、旅心が動き出す。
東欧の色、匂い、料理まで味わえる記憶で旅するフォトエッセイ。

ワルシャワ、プラハ、モスクワ──幼い頃、図鑑のぼんやりした写真の中にしかなかった“鉄のカーテン”の向こう側。その謎めいた世界に心を奪われていた著者は、民主化直後の激動の90年代、20歳で憧れの東欧へ旅立ちました。
短期留学のサマーコースにドイツ東部を選んだことから始まった旅は、次第に“時間の記憶”を追う旅へと変わっていきます。フィルムの粒子の奥に見えた街の色、人々の笑顔、家庭料理のあたたかさ──SNSもスマホもなかった時代だからこそ残った記憶が、著者の東欧への愛をより深めていきました。
ドイツ短期留学中の発見、家族や友だちとの旅。コロナ禍で閉ざされた国境と、やがて再び開かれた空。変わりゆく街並みと、変わらない人々のやさしさ。30年にわたる旅路のそばには、いつも東欧の風景が寄り添っていたのです。
現在の著者は、社会主義時代の民生品を収集し、当時の部屋や食卓を再現する独自の活動にも取り組んでいます。旅先で感じた“あの頃の空気”を写真や料理で蘇らせる姿勢は、まさに記憶をめぐる探求者といえます。

本書は、著者が歩き続けてきた東欧の30年を、美しい写真とともに描いた旅エッセイです。懐かしさと発見が交錯するページをめくるたび、自然と心が東へ向かうような旅情が広がっていきます。
さらに、旅先で出合った料理を再現した文字レシピも収録しており、読むだけでなく“味わう旅”ができることも大きな魅力です。
東欧を愛する方はもちろん、これから東欧を知る方にとっても、新たな扉を開いてくれる一冊です。

〈登場する国と地域〉
ドイツ東部、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、モルドヴァ、ウクライナ、バルト3国、ウズベキスタン、ロシア~ロシア極東

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Yasuhisa Ogura

1
平成の初め、そしてネットが普及していなかった時代の東欧の旅を、思い出しながらの旅行記。叙情的ではなく、客観的な描写。言いかえればハードボイルドに描いていて、かえって僕にとっては当時の風景をイメージしやすい。挿入写真を見るとあの時代の東欧にタイプスリップするかのような錯覚を感じてしまう。しかし、挿入写真は、当時ではなく最近撮影したもの。まさに「センチメンタル・トリップ」風に撮影されている。あの時代の東欧はもう残ってはいないんだろうなとも思う。同じ頃、フィルムカメラを持って周った自分の欧州の旅が浮かんできた。2026/01/17

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