東欧センチメンタル・トリップ

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東欧センチメンタル・トリップ

  • 著者名:イスクラ
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 草思社(2025/12発売)
  • お盆休みの読書に!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/16)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794228147

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内容説明

ページを開けば、旅心が動き出す。
東欧の色、匂い、料理まで味わえる記憶で旅するフォトエッセイ。

ワルシャワ、プラハ、モスクワ──幼い頃、図鑑のぼんやりした写真の中にしかなかった“鉄のカーテン”の向こう側。その謎めいた世界に心を奪われていた著者は、民主化直後の激動の90年代、20歳で憧れの東欧へ旅立ちました。
短期留学のサマーコースにドイツ東部を選んだことから始まった旅は、次第に“時間の記憶”を追う旅へと変わっていきます。フィルムの粒子の奥に見えた街の色、人々の笑顔、家庭料理のあたたかさ──SNSもスマホもなかった時代だからこそ残った記憶が、著者の東欧への愛をより深めていきました。
ドイツ短期留学中の発見、家族や友だちとの旅。コロナ禍で閉ざされた国境と、やがて再び開かれた空。変わりゆく街並みと、変わらない人々のやさしさ。30年にわたる旅路のそばには、いつも東欧の風景が寄り添っていたのです。
現在の著者は、社会主義時代の民生品を収集し、当時の部屋や食卓を再現する独自の活動にも取り組んでいます。旅先で感じた“あの頃の空気”を写真や料理で蘇らせる姿勢は、まさに記憶をめぐる探求者といえます。

本書は、著者が歩き続けてきた東欧の30年を、美しい写真とともに描いた旅エッセイです。懐かしさと発見が交錯するページをめくるたび、自然と心が東へ向かうような旅情が広がっていきます。
さらに、旅先で出合った料理を再現した文字レシピも収録しており、読むだけでなく“味わう旅”ができることも大きな魅力です。
東欧を愛する方はもちろん、これから東欧を知る方にとっても、新たな扉を開いてくれる一冊です。

〈登場する国と地域〉
ドイツ東部、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、モルドヴァ、ウクライナ、バルト3国、ウズベキスタン、ロシア~ロシア極東

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

79
図書館にリクエストして3か月もして手許に。何の因果か、ソ連終焉・東欧激動の書『現代史の起点』に続いて読むことに。その現代史の起点の後に、かつての「鉄のカーテン」の向こうに興味(憧れ)を抱いた少女が、その残滓を求め東欧・ロシアへ旅をする、何度も何度も。最初は20歳の夏(’95)、旧東独の大学のサマーコースに参加を手始めに。’97年冬、リトアニア、ポーランドへ。旅行会社に職を得て、更にチェコやロシアなど。遂には職も辞し、旧東欧圏の産品を扱うネットショップを開業。旧共産圏の空気感を求め繰り返した30年間の旅の⇒2026/06/22

12
凄く好きになれた文章と東欧旅でした。 著者さんの学生時代から、仕事になるまで、旦那さんや娘さんと、コロナ禍と、様々な状況での東欧旅ですが、コロナ禍で次々と国境が封鎖されていく中のギリギリ旅は読み応えがありました。鉄道、列車の旅が多かったのも嬉しかった。 乗り物移動時のエピソードが豊富なのは良い紀行エッセイの特徴かなと感じている私。 シベリア鉄道の優しき同乗者と車掌さん達と過ごした時間、 東ドイツで使われていた車両に心躍らせるなど、とても味のある一冊でした。 またこの著者さんの書かれるエッセイが読みたいです2026/06/12

コピスス

10
東欧を旅することが好きな作者の旅の記録。極東フェリーやシベリア鉄道は旅情があって、乗ってみたいと感じた。また幼い娘を連れて東欧をまわった話を読み、私自身も東南アジアを子どもたちを連れて旅したことを思い出した。子どもは好んで外国に来ているわけではないのかもしれないと思うと、なんだか胸が痛くなった。料理のことも多く書かれていて、大好きなハルヴァが食べたくなった。クヴァスという発酵飲料はどんな味なんだろう、飲んでみたい。2026/02/10

お抹茶

5
1990年代から2020年代まで,著者がロシア・中東欧・バルト三国などを旅した記録。ロシア人はたとえ言葉が通じなくても面倒見よく接してくれて,臆せず構ってくれる懐の深さを感じる。シベリア鉄道の今はなきモンゴル号は予想もしないことが起こる不思議な空間で,乗客や乗員との仲を深められた良い旅だった。ウクライナの路上で飲むクヴァスが一番おいしい。2000年のプラハは,夕陽が街全体を橙色に照らし,安堵感が湧き上がる。2026/04/03

patapon

5
タイトルのフォントが昔よく読んでいた旅行記で使われていたものだったので懐かしくなる。まだネットで情報を得られない頃の海外旅行って、今の旅行とはまったく別物だったなと思う。かつての東欧、かつての著者自身を懐かしむ文章に自分の旅行体験を思い出しながら読みました。今後行くことはないだろうけど、ポーランドの料理をもう一度食べてみたいなあ。2026/03/12

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