内容説明
「あなた、京都市民ではないですよね?」
よそ者にはたどり着けない世界が、京都にはあるらしい──。
閉じた田舎から出て、黒髪の乙女と出会う青春を夢見て京都の大学に進学した青年、神田祟。
なのに四回生の冬になっても、何の役も、何の縁も、何の物語も得られなかった。
そんな彼に唯一垂らされた蜘蛛の糸。
裏の仕事を斡旋する妖しげな古道具屋の女主人との出逢いにより、祟の奇妙なバイト生活が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたる
10
京都に怪異にととても面白かった。この形式で是非とも続きも読みたい。紹介されるのは怪しげなバイト。怪奇現象に対して真摯に取り組むことで、人との関わりも増え自身の成長にも繋がる。京都という舞台を上手く利用した物語展開も好き。2025/12/30
ふなこ
9
今流行りのモキュメンタリーを円居挽先生が?!と思って読んだけど、バチバチに小説だった。でもとても楽しめた!京都を舞台に大学生が怪異系のアルバイトをするお話。アルバイトの中ではちょっとしたナゾトキがあって、それも楽しい。すごく京都を前面に押し出された作品は東北出身の私には苦手に感じるんだけど、これは京都っぽさがお話に必要な要素で程良く感じた。京都に住んだことがない私はそう思うんだけど、住んでいる方はどう思うのかな。続編も気になる。読みたい。2026/01/21
キヨム
2
京都で暮らすのはどの年代であっても憧れ。第二部からの、登場人物の素の表情が見えるところが微笑ましかった。2026/01/22
まんたろう
2
京都に憧れ、京都に溶け込めなかった大学4回生が、唯一つかんだ蜘蛛の糸は、古道具屋から斡旋される奇妙なバイトだった。 デビューから読みづけている作者ですが、登場人物の居場所の作り方と、それを読む私の受け入れ具合に、お互い若さは失われたけど、歳をとったことを前向きに受け入れられる様には生きてこられたんだな、とホッコリしました。余裕ないなりに後進に手を差し伸べることには躊躇わない様とか。 就活とかソシャゲとか、ところどころうっとなる描写もあるけども。 続刊も楽しみですし、ルヴォワールシリーズも再読したい。2026/01/09
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