贈り物の本

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贈り物の本

  • 著者名:牟田都子【編】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 亜紀書房(2025/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750518992

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内容説明

あなたの「忘れられない贈り物」はなんですか?

読むと、誰かを思い出す。
うれしさ、心温まる記憶、懐かしい風景、かすかな痛み、複雑な思い。

作家・詩人・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、大切な記憶を持ち寄る、書き下ろしエッセイ集。


***

【目次】
・「キャサリンという贈り物」川内有緒
・「受け取る深さ」斎藤真理子
・「流氷のかんづめ」山崎ナオコーラ
・「白いもらいもの」名久井直子
・「贈り物は難しい。」後藤正文
・「鯛焼き」渡辺尚子
・「娑婆は桜」武塙麻衣子
・「バウムクーヘンと熱意」武田砂鉄
・「母と蝶」青木奈緖
・「要らない部分がある子供服」こだま
・「ヤクザと贈り物」鈴木智彦
・「しわっとしたお札」佐藤ジュンコ
・「今夜、すべてのバーで」村井理子
・「祖母の着物、祖母の記憶」安達茉莉子
・「うなぎで釣竿を釣る」美村里江
・「別れのダンス」金井真紀
・「戻ってきた文庫本」青山ゆみこ
・「生まれてはじめての贈り物」西淑
・「祖母としての私に贈られた万年筆」頭木弘樹
・「お返し」浅生鴨
・「それはもう愛」植本一子
・「ずっしりと、重く」古田徹也
・「緑の靴」近藤聡乃
・「宛名のない場所」白川密成
・「祖母の長財布」高橋久美子
・「プレゼントロイヤルストレートフラッシュ」サンキュータツオ
・「ポカリ遺跡」藤岡みなみ
・「ホンダCD125-T」吉村萬壱
・「差し入れ」日野剛広
・「不器用を、自信を持って贈ります」古賀及子
・「猫たち」田尻久子
・「贈ったり贈られたり」辻山良雄
・「贈られた小説」有松遼一
・「持っていき」牟田都子
・「夜明け前の戦いを贈ります。」和合亮一
・「見えない贈り物」若松英輔
・「はるちゃんの動画」くどうれいん

***

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

18
美しい装丁で売り場でも輝いてみえた本。牟田都子さんが編んでいるし、と購入。知っている人のはらしいなぁ、そうでない人のもじんわりするエッセイ揃いでまさに贈り物に満ちた1冊。特に良かったのは川内有緒さん、鈴木智彦さん、村井理子さん。ほかにもたくさん。贈り物って後からわかることもあるんだな。私もきっと知らずに何かを受け取っているんだろう。あげられているかな。2025/12/18

圓子

4
贈り物の本を贈り物にするのも面白かろうと。ふんわりとあたたかいエピソードがたくさんでよい。2025/11/22

環実

3
刊行が幸甚の至り。書き手が奇跡の集合体。手のおさまりがシンデレラフィット。装丁に気持ちがほどける。捲り馴染みのいい紙質。早速寝床に持ち込み最後尾のくどうれいんと夜を共にした。疲労困憊だった私はぐじゅぐじゅになって寝落ちした。選者牟田さんの残り香を感じ目が覚めた。森を浴びるように湯に浸るように37話。途中、白川密成さんの章に栞。ここまで来れました、区切りのようだった。37の送り主と受けとめて記憶に残した書き手達、蛇年の歳に届いた脱の境地。年に1冊しか読まない人へ今年最後の1冊を所望している人へ届きますように2025/11/24

0sanada0

1
魅力的な面々。藤岡みなみさんが発掘調査ボランティアでの土器発掘の瞬間「ここに言葉がないのは不便だろうか? いや、むしろ豊かなことだ。意味を圧縮せずに、無限の広がりを保ったまま届けられるのだから。」という言葉が良かった。あと、日野さんのぼやき気味の語り口、天から授かったものという熊本の方言「のさり」とともに猫を語った田尻久子さんのエッセイ。くどうれいんさんが誕生日祝いの動画を受け取ったときの描写が、そのときの感動を静かに伝えていて良かった。本のサイズも小ぶりで可愛い。2025/12/15

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