内容説明
受験勉強と読書以外、なんにもしてこなかった38歳、院等寺庵乃雲。世界的ノンフィクション作家になって一発当てるべく、怠惰な夢追い人が遂に動き出す! 執筆テーマを求めて母校・京都大学を訪れる彼の前に立ちはだかるのは、受験期に勝るとも劣らない難問奇問の数々。さらに過激思想を掲げる組織の陰謀が忍び寄り――。『学歴狂の詩』で話題の著者が描く、疾風怒濤の“中年”青春物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
41
初読みの作家。主人公は七浪ニ留で京大を出た、ノンフィクション作家で一発当てたい無職の男。これだけで面白い。京大といえば読書好きならすぐに頭に浮かぶ森見さんや、万城目さん。京大って変な人しか居ないの?と思ってしまった。本作は良い意味で『ぶっ飛んでる』内容。最終的には壮大(?)な展開となり、ふと我にかえった時に、『私は一体何を読まされているのだろう…』と、これも良い意味で呆然とさせられる。こんな小説があったんだなぁと、もっともっと色んな作品を読んでいきたいなぁと思った。頭が良過ぎると一周回ってこうなるのか?2026/02/04
りらこ
29
森見さんや万城目さんとは違う、京大ワールド。主人公院等寺庵乃雲は、七浪で京大へ。なんとか卒業しても無職。頭でっかちで年齢もそれなりに高い。むさくるしくて読んでいるだけで何かニオイがしそうだけど、なぜか先が気になるという。それに共感したくないのに共感しながら読んでるし、どうしよう最後まで気になって一気に読めそうな予感を抱きつつ、結果として完読。面白かった。佐川さんの小説ってこういうのなんですか・・・。他も読みたくなってしまうではないですか。2026/01/25
manabukimoto
4
七浪して京大に入り二留して社会にでたものの案の定馴染めず、半分引きこもりのような生活をしながら、ノンフィクションを書き上げて世間をあっというわせようとしている38歳院等院の生活譚。 彼の強み(と本人が思っている)のは「京大卒であること」なんだけど、この界隈にいる人は他者を「自分よりはるかに偏差値が低い奴ら」という見方でコミュニケーションを取ろうとする。そこに社会との齟齬が生まれ、気づけば独りよがりの世界に…。 後半ファンタジー寄りになる。やや失速。高学歴人間の現実社会での孤軍奮闘を最後まで読みたかった。2026/02/11
荻萩
0
好きな作家だけど面白くなかった。荒唐無稽な展開の連続なのにいつものような勢いを感じられなかった。2026/01/31
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