ソーシャルメディア時代の東南アジア政治

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ソーシャルメディア時代の東南アジア政治

  • ISBN:9784750349961

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内容説明

東南アジア諸国では急速に浸透するソーシャルメディアが大きく政治的競争のあり方を変えつつある。
インドネシア、フィリピン、マレーシア、ミャンマー、タイの事例を通して、ソーシャルメディアが民主化を促進する力をもつ一方で、妨げる側面も持ちうる現状も指摘する

目次

序章 ソーシャルメディアと東南アジアの民主主義[見市建・茅根由佳]
1.ソーシャルメディアの光と影
2.ソーシャルメディアが変える東南アジア政治
3.本書の内容
4.ソーシャルメディアは東南アジアの民主主義を後退させるのか?
第1章 インドネシア・ジョコウィ政権にみる情動エンジニアリングの政治[本名純]
1.はじめに
2.ガバナンスとしての戦争
3.2019年大統領選挙にみる「プラボウォ脅威」のプロパガンダ
4.「民主化改革」の骨抜きに向けて
5.おわりに
第2章 2019年インドネシア大統領選挙におけるオンライン・イスラーム説教師の台頭[茅根由佳]
1.はじめに――2019年大統領選挙におけるイスラーム主義勢力の台頭
2.イスラーム主義指導者による動員戦略の変化
3.分極化の構図――「反イスラームの権威主義政権」と「善良なるムスリム」の対立
4.虚偽の中立宣言とラストスパートの演出
5.分極化の傷跡
6.おわりに
第3章 ソーシャルメディアのつくる「例外状態」:ドゥテルテ政権下のフィリピン[日下渉]
1.はじめに
2.侵食される自由民主主義
3.ポピュリズムと新自由主義の昂進
4.ソーシャルメディアと「義賊ドゥテルテ」の構築
5.ドゥテルテによる「例外状態」の政治利用
6.おわりに
第4章 治安部門のグッド・ガバナンス:どうすれば軍を監視できるのか[木場紗綾]
1.はじめに
2.軍にとってのソーシャルメディアと戦略的コミュニケーション
3.治安部門のグッド・ガバナンス――ソーシャルメディアによる軍の監視の限界
4.ソーシャルメディアを通じた新展開?――フィリピン・マラウィの戦闘から
5.ソーシャルメディアによる暴力の監視に向けて
第5章 ナジブ・ラザクとマレーシアのソーシャルメディアの10年(2008~2018年)[伊賀司]
1.はじめに
2.2008年総選挙の衝撃とBNのソーシャルメディアへのキャッチアップ
3.活性化する社会運動と野党の2013年総選挙への対応
4.2018年総選挙でのサイバー部隊、データ駆動型選挙と進化したショートムービー
5.2018年総選挙後のボスク・キャンペーンとナジブ
第6章 自由とソーシャルメディアがもたらすミャンマー民主化の停滞[中西嘉宏]
1.はじめに
2.表現の自由はどのように拡大したのか
3.自由が生んだ宗教間紛争
4.新しい情報環境に適応する国軍
5.スーチー政権の不寛容
6.おわりに
第7章 権威主義体制下のサイバー空間:タイ軍事政権による情報統制[外山文子]
1.はじめに
2.21世紀のタイ政治――大衆デモと2度のクーデター
3.ソーシャルメディアと政治的亀裂の深まり
4.プラユット暫定政権の登場と情報統制
5.ソーシャルメディアの取り締まり
6.ソーシャルメディアにおける市民の対応
7.情報統制とタイ民主化の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

maimai

7
ひと昔前は東南アジアは発展途上国として軽視されていましたが、現在ではIT技術の発展から急激に経済発展を遂げています。IT技術の発展は凄まじくそれをうまく扱いこなせるかどうかが企業の存続に大きく関わってくるのだと個人的に思います。特に日本のIT技術は先進国の中でも遅れていると感じていますので、ITリテラシーの上昇は国家の存続に関与してくるものだと感じています。ソーシャルメディアを通してグローバル化が進行している現代社会の中で国際的な競争は強くなり、IT技術の発展は明るい未来を形成する上で鍵になると思うな2020/08/15

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