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内容説明
ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。
「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。共同通信社を代表する国際ジャーナリストが、混迷する国際政治の謎を解き明かすために、国際政治学者や評論家、政治家や現場を知る実務家へのインタビューを敢行。辿り着いた答とは?
プロローグ 「警察官」の退却
第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ
第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病
第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望
第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興
第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理
第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観
第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威
第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序
第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義
エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
90
強権的指導者が率いる米中露三ヶ国の動きに通底するのは、失地回復(レコンキスタ)への強烈な意志だという。中世、イスラム教徒に占領されたイベリア半島の奪還を目指したキリスト教徒の失地回復運動になぞらえ、既存の体制や秩序を打破、過去の栄光を取り戻そうとしている。習近平の中国はアヘン戦争以来の百年の屈辱をすすぎ「中華民族の偉大な復興の夢」のため軍拡を進め「強国」を目指す。プーチンのロシアはソ連崩壊により、連邦を構成していた共和国や東欧の衛星国が離れ、欧州での立場を失う。当初、豊富な天然資源で経済大国を目指すも⇒2026/03/14
みき
52
良書。アメリカが世界の警察の地位を捨てたため「力こそ正義」という風潮が復活したという論調。個人的には「自由主義的な政府はそれ自体では成り立たない。前近代的な価値観の上にのみ成り立つと」いうゲッフェンフェルデ命題というものが印象に残った。自由意志を何よりも尊いとする行き過ぎたリベラル思考からの揺り戻しが起きているんだろうなと推察できる。自分は責任論を放棄した自由は無秩序と同義と考えているためか当然のように思えるが、それが力こそが正義という思考に結びつきかねないということは肝に銘じなければならないのかも。2026/03/03
Sam
52
「トランプが米国を分裂させたのではなく、すでに分裂が進んでいた米国において必然的に登場したのがトランプである」と分かったような気になっていたが、注目すべきなのは米国だけの事象ではなく、そこから遡ること4年、2012年こそが本書でいうところの「レコンキスタ(失地回復)の時代」への分水嶺であったという分析に刮目させられた。米国、中国、ロシアの「ストロングマン」の登場とその目指すところを明確にし、世界全体が向かっている方向性を説く。各章のインタビューも効果的。いまの世界を理解しようとする人は読んでおきたい一冊。2026/02/12
1959のコールマン
45
☆5。新書サイズでいま起きている様々な世界問題をきれいにまとめた本であることは確か。様々な人々、各国それぞれの不満(というより怨念?)がゴチャまぜになり、第三次世界大戦前夜(少しずつ爆発しつつある)状態になっている、という事が痛いほど分かる。とはいえもう少し突っ込んでもらいたかったな、と言うのが正直な印象。特に、こういった現状を何とか打破しようとする「声」が紹介されていないので、「先には絶望しかないのか」という思いに駆られる。まあそれでも我々は「木を植え」ていかねばならないが。2026/03/03
T2y@
33
冷戦終了後の現代史観。 殆どの事は、レコンキスタ(失地回復)で説明出来る。 ロシアも中国も、かつての超大国時代へのレコンキスタを目指しており、トランプのアメリカは「MAGA」である。 しかし、イラクの攻撃はやっぱりオバマへの当てつけとも言える説が、やはり納得感高し。2026/03/03
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