ちくまプリマー新書<br> 宇宙にヒトは住めるのか

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ちくまプリマー新書
宇宙にヒトは住めるのか

  • 著者名:林公代【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 筑摩書房(2026/01発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480685445

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内容説明

今、人類は月や火星を目指し、「宇宙に住む」ための準備が急ピッチで進められています。本書では政府プロジェクトで進められている月面農場開発の現場で、健康トマトがたわわに実る様子を特別な許可を得て取材。また普通の人が月で快適に暮らす家の詳細を、レイアウトと共に紹介。宇宙飛行士のほぼ全員に起こる「眼の変化」など宇宙医学のホットな話題を、現役宇宙飛行士の体験談と共にわかりやすく解説するなど、未だ知られていない研究開発を徹底取材。驚きの成果を初公開します!

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【目次】
第一章 宇宙でも美味しく食べたい!
月で育てて月で食べる「月産月消」を目指して
月産野菜をどうやって食べるか
地球に役立つ宇宙開発

第二章 宇宙で快適に暮らすために
月の家はどんな家?
間取り、音、ニオイ――快適に暮らすための技術
宇宙建築の未来

第三章 宇宙に行くとどうなる?
変化する体、その対策は?
私たちは宇宙に行けるのか

第四章 もっと長く、もっと遠くへ
人工重力が必要な理由
宇宙は私たちを呼んでいる

第五章 より多くの人が宇宙に住む時代へ
宇宙で赤ちゃんは生まれるか
開かれる宇宙
===

目次

プロローグ/第1章 宇宙でも美味しく食べたい!/1 月で育てて月で食べる「月産月消」を目指して/月面農場に潜入!/「月産月消」が必要な理由/種から育った、真っ赤なイチゴ/たわわに実る月面用健康トマト/宇宙産レタスの味は?/月の8種類の作物はこうして選ばれた/月面農場は地下に/「イネの記憶」に沿って決める日照時間/6分の1の重力でも大丈夫?/月の野菜はコンパクトに/植物に1気圧はいらない!?/糞尿も再利用/サツマイモは月面の土で/地上の2倍以上の収穫量/2 月産野菜をどうやって食べるか/月の推しメニューは「タコライス」「月産生野菜バリバリサラダ」/一番大切にしたのは「美味しさ」/単調な宇宙生活に彩りを。「地球見だんご」などのイベント食/準備から片付けまで1時間で/3 地球に役立つ宇宙食開発/実証実験で得た気づき/月で海鮮丼!?/月用の食開発は地上にも貢献できる/第2章 宇宙で快適に暮らすために/1 月の家はどんな家?/月の家、天井の高さは地球の6倍?/「月に住む」へのチャレンジ/天井が高すぎるのは困りもの?/月に住む時の課題は?/メリットは月の大地に建てられること/2 間取り、音、ニオイ──快適に暮らすための技術/2~4人のベースキャンプから100人規模の大建築物へ/畳んだものをふくらますベースキャンプ/数十人が快適に暮らす居住基地Lunar COSMOS/喧嘩が起きない家の作り方/どうする? 気になる生活音/奥が深い「ニオイ」の問題/照明の工夫で精神が安定/和のコンセプトを月面建築に/3 宇宙建築の未来/人が集まる場所に「母なる樹」を。ルナタワーの思想/地球上より快適に暮らしたい/月面のある1日/地上へのフィードバック/世界で戦える日本の建設会社/第3章 宇宙に行くとどうなる?/1 変化する体、その対策は?/宇宙に行くと、タコ型になる?/宇宙ってどんなところ?/宇宙ダイエット!?/初飛行の多くの人が罹る、宇宙酔い/楽過ぎて……地上の10倍の速さで老化が進む!?/1日2時間の運動で効果大/最もホットな話題、ほぼ全員に起こる「眼」の変化/「眼の問題」は大きく2種類/「平べったくなる眼球」「くねくねする視神経」のなぞ/頭の中の圧力が上がることが原因? 11人に行った医学実験/対策は? 大西卓哉宇宙飛行士の場合/「血栓」が宇宙で見つかる!/2 私たちは宇宙に行けるのか/心の問題/宇宙飛行士が健康に過ごすための「予防医学」/野菜嫌いの油井飛行士に行われた食事指導/宇宙旅行は誰でも行ける?/月面有人探査時代の健康管理/第4章 もっと長く、もっと遠くへ/1 人工重力が必要な理由/人工重力居住施設ルナグラスとは/建設は3段階で/ルナグラス詳細/きっかけは中学生の時に抱いた不安/課題 放射線防護をどうするか。建設の素材をどうするか/2 宇宙は私たちを呼んでいる/生命が最初に見つかるかもしれない惑星/火星を目指す人たち/宇宙移住/バイオスフィア2から学んだこと/サンゴの実験をする理由/たとえ地球がなくなったとしても/第5章 より多くの人が宇宙に住む時代へ/1 宇宙で赤ちゃんは生まれるか/宇宙メダカの実験/哺乳類の受精卵は育つ? 世界初の実験に成功/宇宙では一卵性双生児が増える?/放射線の影響は? 宇宙で6年間保存した精子からマウスが誕生/月や火星で赤ちゃんは生まれるか/2 開かれる宇宙/足に人工骨を入れて宇宙へ/パラアストロノート、障害がある宇宙飛行士/日本で無重力飛行を行ったパラスイマー/一器多様/宇宙で新たな能力が拡張する?/なぜ宇宙に住むのだろう/あとがき/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

53
夢のあるお話でとても興味深い内容でした😆月や火星で「我慢せずに」「快適に」住むにはどうしたらよいか、宇宙で健康に過ごせるのか、宇宙で世代交代はできるのかなど、現実的でユニークな最前線の研究を取材し紹介した一冊。著者は、元日本宇宙少年団情報誌編集長でフリーライターの林公代さん。月で新鮮な野菜を育てる月面農場や快適に住むための家など、研究開発が着々と進み、私たちの身体の変化に対する予防策も研究されているとのこと。人工重力居住施設「ルナグラス」すごい!2026/06/15

洋書好きな読書モンガー

33
科学ライターの著者が月や火星に住む場合の課題について書いた本。まずは都会のビルでも行われている人工環境での植物栽培。美味しい食事は月など単調な景色の環境では大切だ。この人工的環境で大規模な農業をやる事はアフリカや東南アジアでの野生生物と増える人口との問題=農地の増加で野生生物が住めなくなるも解決出来る技術だと思う。直径300メートル10階建くらいの人工農地のある都市、将来の宇宙都市や宇宙移民船など閉鎖環境での生存のモデルになるのでは。月に40人〜規模の月面都市は2050年頃には可能だそうだ戦争が無ければ。2026/05/16

よっち

30
月や火星を目指して、「宇宙に住む」ための準備が急ピッチで進めている状況や、未知の研究開発を徹底取材して、現役宇宙飛行士の体験談と共にわかりやすく解説する1冊。月や火星への有人移住が現実味を帯びてきている今、政府や民間が本気で取り組む月面農場で健康トマトを育てる試み、老化加速対策、快適な居住空間の設計など、具体的なプロジェクトを紹介する一方、NASAやJAXAの研究者、宇宙飛行士へのインタビューを交えながら、人体への過酷な影響や心理的負担についても触れていて、まだまだ困難もリスクもあるのだなと実感しました。2026/03/03

ta_chanko

21
永続的に宇宙に居住するためには、完全な人工居住空間を宇宙空間や月面、火星などに造設し、水・酸素・食料・排泄・生殖・コミュニケーション・重力・放射線などの生存にとって重大な問題を一つひとつクリアしていかなければならない。研究や実験は既に始まって、実現に向けた準備は着々と進んでいる。夢のある話。簡単には実現しないだろうが、そうした準備を進めていくことで地球上での暮らしにも良い影響が及ぶのではないか。もし本当に月や火星に住むことができたならば、人類は生命として新たな段階に進むことになる。2026/06/02

活字スキー

20
宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア──なんて仰々しいナレーションを聞かされても、現実がアレ過ぎて白けてしまいがちな昨今。かと言って、日々の雑事をやりくりすることだけに汲々とするのもつまらないなら、今ここに在る確かなリアルの延長としての宇宙はどうだろう。米価格の高騰は庶民にとってはなかなかの問題だが、現在の技術ではISSに米5kg届けるだけで10億円ほどかかってしまうのに、いつかは誰でも宇宙に住めるようになる日なんて来るの?2026/01/26

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