内容説明
止めようがない少子高齢化、膨張する行政ニーズ、縮小する政府キャパシティ……。日本の現状は厳しく、統治の仕組みを大きく変えない限り、「政府破綻」が現実のものとなりかねない。部分最適を脱し、長期的視点で全体最適に是正していくには、何をどう変えていけばいいのか。強い危機感に駆られた若手経営者らによって設立された独立系シンクタンクが、「2050年の日本」を想定して世に問う日本再生の処方箋。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
awe
6
政策提言を行う独立系シンクタンクの書。船橋洋一を筆頭として、構成員は弁護士、コンサル、行政学者、役人など。エリート揃いでなんだか偏りがあるなあと思った。日本版DOGE創設を謳っており、あの悪名高いDOGEを日本でも作ろうなんて正気か?と思い当初は買う気はなかったが、岩手県立大の杉谷准教授(著者の一人)がお薦めしていたので買ってみた。米国のDOGEを批判的に検証しつつ、しかし行政改革は必要とのことで日本版DOGEを謳っているらしい。テーマが多岐にわたることもあり、抽象的な「〜すべきである。」みたいな文章が2026/02/14
O次郎
1
人口減少や財政悪化に伴う政府機能の低下を「政府破綻」と位置付け、民間活用や行政効率化による回避を提言している。これまでの行革議論と比べて異色なのは、政府の効率化による人員削減や経費削減を志向したものでなく、今の人員やこれからの人員で機能を維持するにはどうしたら良いかという視点で提言が行われている点にある。人員に余裕がある時であれば無駄遣い削減の議論はあくまで「勿体無い」の次元にとどまるが、未曾有の人口減少の中では無駄の削減は機能の維持に必要不可欠だろう。具体的な提言が豊富で読みやすく参考になる一冊だった2026/01/28




