内容説明
貧困にあえぐ少年ミーシャはある日、少女と間違えられその身を美貌の伯爵に買われる。これで貧乏から抜け出せる――そう思ったのも束の間。実は伯爵は”呪い”を生業としており、ミーシャはその生贄として買われたのだった!
家族が助かるなら死んでもいい。そう命を差し出すミーシャだが、既に9人の少女を犠牲にしてきた伯爵は、唯一の少年であるミーシャに《死なない生贄》になれる可能性を見出しており……。
「この私の、特別になってみせろ」
「僕は伯爵の特別になりたい」
孤独を抱えた二人が、やがて運命さえも分かち合う。異色のシンデレラストーリー、開幕!
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登場人物
ミーシャ
呪い返しを受ける生贄になった少年。伯爵のため、《死なない生贄》になれるよう試行錯誤中。
レノ伯爵
他者を呪い殺す力をもつ美貌の青年。高貴な者としての責任感が強く、時には犠牲も厭わない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
冬野
11
初読み作者さん。呪いを生業とする伯爵のレノに拾われ、貧しい少年ミーシャは生贄役を引き受ける。なかなかよいブロマンスファンタジーでした。全体的にしっとりとした雰囲気の中に軽やかな会話もあって。レノの年齢に驚かされた。ストレートに人の命を題材として扱っているためレーベルとしては珍しいほどシビアな描写も。ある人物が消息を絶つ場面では冷や水を浴びたような気持ちになった。勘違いから始まった関係が徐々に唯一無二になる話って好き。ミーシャ相手にだけ年相応になる伯爵が可愛らしい。実は人思いなユージンも好ましい。星:4/52026/01/04
kokekko
4
デビュー作。もう少し「呪い」のシステムなどの説明があった方が物語に入り込みやすかったように思うが、軽妙なおしゃべりはスッスッと読めて心地よい。次はどんなものを書くのだろう。2025/12/28




