内容説明
「一人も見捨てない」教育は、『学び合い』でどのように実現出来るのか。その基礎基本からつまずくポイント、読者からの疑問に応えるQ&Aから『学び合い』の応用法、活かし方までを1冊にまとめました。個別最適な学びを目指すこれからの教育に必携の書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あべし
3
学び合いをする時、「学力がつかないのが最大の悩みだ」と呟いたことがある。どうして結果が出ないのかと、苦しんでいる。この本で、自分の弱点が見えた気がする。実際に実践はまだしていないので分からないが。 そもそも、「どうして結果が出ないのか」と思っている時点で、本質を履き違えているのだと思った。学び合いの特徴は、テストで結果を出すことにある。しかし、結果を出そうとして出たのではない。子どもたちは有能だと信頼していたから結果が出たのだ。とりあえず成績を上げたいなだと思っていたから、面白みがなかったと気づいた。2024/08/06
motoryou
2
『学び合い』に出会ったのは、もう15年以上も前になります。当時は、(え?これが授業?)と思う反面(これだ!)という確信間でぐるぐるしていました。「一人も見捨てない」「信じる」という言葉の強さやインパクトで、「何を」「どうする」に囚われていだ私には、その意図や意味を掴みにくく、(どういうことなんだ‥)と悩むことも多々。しかし、その中で仲間や子どもたちと一緒に試行錯誤したプロセスが自分の『学び合い』だったな、と思います。その中で自分がフィットしたのは、『学び合い』のマインド×ファシリテーションスキル。2024/06/25
てらぐっちー
0
★★★★☆ 学び合いの本は何冊か読んだことがある。 この本では、もっと根っこにある深い部分にまて触れている。どうして学び合いが必要なのかという観の部分について考えさせられる。2025/10/06
U-Tchallenge
0
『学び合い』の教育論について存分に語られている一冊。『学び合い』は考え方である。もちろんやり方というかノウハウも蓄積されているので、それを語ることはできる。しかし、それよりも考え方なのである。だから、『学び合い』と聞いてすぐに思い浮かぶ授業の流れや子どもたちの姿がある。それを実践するというよりも考え方を理解して実践するということが大切ではないだろうか、と思った。『学び合い』の考え方をさらに理解するには必読の一冊のように思った。2024/07/04




