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内容説明
外国産の爬虫類を飼育することは、犬や猫、小動物の飼育と並んで、一般的な趣味の一つになっている。日本は世界有数の爬虫類輸入大国で、その数は年間数十万頭を超える。一方で生体の脱走や遺棄、違法採取や密輸、外来種の定着など、様々なトラブルも起きた。この趣味を持続可能なものにするためにも、爬虫類飼育が社会とどう関係してきたのかを振り返り、「私たちはなぜ爬虫類を飼うのか」を考えてみる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
88
自分も爬虫類を飼っているので気になり読んでみた。爬虫類と聞くと嫌な顔する人も多いが、逆に爬虫類萌え女子も増えている。本書に書かれているように、昔は熱帯魚店にワニの子が売られていたのを覚えている。しかし大きくなったのはほとんど聞かなかった。当時は設備や環境が発達していなかった。しかしミドリガメと呼ばれたミシシッピアカミミガメは現在特定外来種になるほど増えてしまった。結構大きくなるので池や沼に放したものが増えてしまったもの。それぐらい昭和の爬虫類飼育は、いい加減だった。という私もミドリガメ飼ってすぐ死にました2026/01/18
くさてる
18
私は爬虫類が本当に苦手なのだけど、マニアならではの情熱だけでなく、冷静な筆致で語られていく日本における爬虫類の受け入れられかたの歴史はところどころ覚えがあるもので面白かった。けれど、輸入されては死んでいく爬虫類たちの運命は読んでいて本当に辛かった。排斥されていく爬虫類ファンの憤りには共感するものがあった。「爬虫類業界は恒温動物とのコミュニケーションを苦手とする人たちによって成り立っている」の一文が重かったです。あとがきは楽しかったです。ほんとお母さんに感謝してください。2026/03/04
Ri
11
本著の大半は我が国における爬虫類飼育の歴史の紹介で占められています。社会の無理解や誇張して報道するメディアなど、立ちはだかる数々の壁を超えられたのは、情熱に溢れた人々の地道な努力あってこそだったのですね。ドラマを観ているかのような気持ちで読み進めました。 そんな歴史を踏まえたうえで最後の最後に提示される、「人はなぜ爬虫類を飼うのか」という疑問への(著者なりの)答えには、爬虫類飼育の経験のない私も思わず目頭が熱くなりました。個人的には良著かと思います。2026/01/28
すうさん
6
1960年代に始まり約半世紀、日本の爬虫類飼育の歴史が語られる。長年無秩序だったせいで爬虫類を輸出や輸入する側、売る側買う側、そして飼う側に沢山の問題と課題があった。そうしてこれまで沢山の爬虫類を殺してきた。本書はそれを細かに時代ごとに解説した。爬虫類は犬猫のような愛玩動物や飼育動物でなく一緒に暮らす伴侶動物だという。なぜその爬虫類を飼おうとするのかという問いに、飼育の知識や技術だけでなく飼うための「物語」が必要だという。さらにその「物語を考え続けること」が大事だという爬虫類飼育に哲学的意味を結論付けた。2026/01/08
小鳥
4
恐らく1月どこかで読了。 この手の本にしては珍しく持論抜きで淡々と歴史が書かれている。「昔はやってたけど今はやめようね」みたいな説教臭も全くない。「爬虫類は飼育のみでしか関われない」みたいな話は正直考えたこともなかったのでかなり印象深かった。
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