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内容説明
「これは性的だ!」という批判がある。「性的ではない!」という擁護もある。自治体のポスターに。食品のCMに。公園の裸婦像に。なぜ人は「何が性的か」ですれ違うのか? そもそも「性的」とは何なのだろうか? 私たちは、「性的」なものをめぐって議論するわりには、「性的」というものが何かよく分かっていない。私たちは、こう問うところから始めなければならない。「性的であるとはどのようなことか?」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
40
「性的」を2つの側面から考察している。前半では社会における性的な表象が、特に女性に対して抑圧的に働いていることを指摘する。男性だろうと女性だろうと性的に感じる感度の違いだけで何が悪いのかというと、性的ペルソナを押し付けられる(ステレオタイプ)ことによって、この多様化した社会のなかで主に女性の自律性が失われるからだというのが著者の解答だ。ここまでで読者は思うだろう。これはポリコレ本なのか。ところが「世界はうっすらと性的なのだ。」性的なことは問題を起こす、とはいえ人間は否応なく性的なことから出発しているように2026/02/11
たんそく
8
性的な広告がなぜダメであるかという言われてみればあまり考えてみなかった問題を丁寧に解説した本だった。2026/02/26
zunzun
8
いっぱいあるえっちを更に広く深く考え直すことで反射的なえっちへの嫌悪や縛りを解す未来を志向する本だった。読了。公衆ポルノに肯定も否定もせず、どちらにも配慮した上で、新たに「えっちを発見する」。といっても、どちらの立場にも与せずにいながら、どちらにも「えっちを更新せよ」っていう本。カントやバタイユといった古典的な哲学者の名前もでるが、それよりも現代フェミニズム哲学者の言が引かれることが多く、性についてはこのあたりを借りるべきなのだろうか。難波氏の修論自体がポルノに関するものだったらしい。2025/12/23
jackbdc
7
法やモラルに反映する部分としては一定の基準が必要であるが感覚は人それぞれ、というのが読後の感想。本書は主に後者に紙面を割いており印象があり、著者の特性(女性、フェミニストの学問的素養あり)における文学的解釈の開陳により男性読者として学びにはなるかも。本書の特徴は、性的な表現の感受性を二階層、プライベートと公衆の面前に分けて、主に後者を論じており性差での乖離を実感した。法や倫理の共有において男性が自省的になる必要を感じた。性的とエッチの違いは面白いが公的な法や倫理ではあまり役に立つものではないと感じた。2026/02/28
espoir
5
全体的に読みやすかった。まず裸体の絵画を例にあげた序章が良い。ぐっと興味を引きつける。最近はあまり見かけなくなったが(自分が見ていないだけかもしれないが)、これはさすがに炎上するよね、という広告もあれば、確かに言われてみれば性的か…?と思う広告もある。いつも何となくその炎上を眺めているだけだったが、何をもって「性的」といえるのか、性的な広告の何が問題なのか分かりやすく分析されている。性的な雰囲気を説明するために、まず「雰囲気」とは何かを説明する…入れ子のような記述が所々にあり、まるでマトリョーシカのよう。2026/02/21
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