内容説明
かつて子役だった沙良は、芸能界で伸び悩み、流されるように結婚をしたものの、どこか満たされない気持ちを抱えていた。自分のことをまったく知らない人間に出会いたい─そんな折に、偶然出会った柏木という男。愛に似て、愛とは呼べない関係を描き出す、直木賞作家の野心作。文庫化に際して、書き下ろし短編を新たに収録。《解説・松居大悟》
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anri0912
3
この人の書く恋愛小説が好きだったなとふと思い出し手に取る。 自分の事を分かってくれている人がいる、 そういう関係は時に人を強くする。 終わりがうっすらと見えているからより強くなるのかな。 夫婦の中でそれが出来れば良いのだろうけど、生活を共に回す間柄だとそれが難しい事もあるんだろうな。2025/12/06
くまり
1
【サイン本】柏木さんはあえて「揺蕩う感じ」を演じていたのだろうか。真意が分からず、少し気持ちが悪い。心情が揺れ動いてるときだと、惹かれてしまうのか、、、?共感は出来なかった。2025/12/14
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