内容説明
豊臣政権の中枢を担った知られざる名参謀・施薬院全宗の半生を描いた歴史長編。
甲賀出身で比叡山に学んだ全宗は、師・曲直瀬道三を踏み台に豊臣政権の中枢に食い込み、秀吉の筆頭侍医として活躍する。竹中半兵衛、黒田如水、石田三成らの名だたる側近の中で異彩を放ち、天下統一、世継問題に重要な鍵を握ったその生涯をダイナミックな筆致で描出する。
吉川英治文学新人賞候補となった火坂雅史の傑作小説。
感想・レビュー
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ピ
3
全宗、豊臣秀吉の侍医であり名参謀との表題。 秀吉の参謀といえば、竹中半兵衛と黒田如水、千利休が有名かと思っていた。全宗とは、何者なのか。多くの顔を持ち、並々ならぬ知能と努力で、のし上がっていく様は、読んでいても爽快である。 義理の親の愚行に苦しみ、忍びに命を狙われ、恩師に命を狙われ、生きていくために身につけた忍術、医術を全て使い、必要であれば危険な薬の処方も行う。自分の野望に正直に生き、そして手にしたものに何を思ったか。 人生、何がいいかなどわからないが、死ぬ間際に後悔が少ない生き方をしたい。そう感じた。2026/02/17
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- LEON 2015年 12月号 LEON




