内容説明
イスラエルのガザ攻撃が止まらない。
ガザの一般市民の殺戮はいますぐ止めなければいけないが、国際政治は短絡的な「正義」だけでは回らないという厳しい現実もある。
イスラエルとイランをめぐり、世界各国が損得勘定で狡猾にうごめく中、相変わらず日本だけがボンヤリしている。
視野狭窄症に陥り、世界を俯瞰できていない日本の地域専門家の言説に惑わされるな。
元・外務省中東アフリカ局参事官が、激変する中東の真実を指摘する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
原玉幸子
15
筆者は、分からないことは分からないと言うし、簡潔且つ直截的な表現が歯切れがよくていいのですが、元外務省参事官故に、国家や政治形態に価値尺度を置いて語るのがどうしても鼻に付きます。私は、「パレスチナは、結局国家として体を為すことが出来なかったことがだめなのだ」との筆者の解説に、「そうですね」とは言いたくありませんし、最終章で提言として述べている、日本は「イランとは伝統的友好国ではない」や、「軍事的スキルをイスラエルから学ぶべきだ」との論には、全く賛同出来ません。(◎2026年・夏)2026/06/07
宇宙猫
14
★★★★★ 70年代から現在までの中東諸国の動きや思惑、日本の中東対応などを考察。分かり易くて面白かった。2026/02/13
フク
13
2025年12月発行 米国がイランに対して軍事介入に至った理由としてイランが核兵器「非保有国」だからという仮説が、トッドの新書のおかげですんなり入ってきた。 〈中東とアジアはもはや別個の戦域ではなくなった〉 図書館2026/04/09
うだうだ
4
イスラエル・アメリカがイランに攻撃した今、まず手に取るのにふさわしい本。(やったことないけど)読書会とか勉強会とかやって、この戦争について少し話をしてみたい。2026/03/02
ame20260327
2
久しぶりな中東関連。言葉とか出来事の詳細を忘れていて、調べながら、メモりながら、なんとか読み終え。結末というよりも、近年までの中東各国の状態と関連性を説明しながら、背景に日本人が認識しにくい地勢、宗教的な感覚があることを踏まえて、こうなのでは?と筆者の経験と知識から予測をまとめた本。平易な文体で、箇条書きで要点をまとめくれていて、読みやすかったです。勉強になりました。2026/04/23




