内容説明
◎議会答弁の“良い例・悪い例”を徹底比較!
◎「議員・市民に信頼される書き方」がわかる!
本書は、自治体における議会答弁書について、悪い答弁例と良い答弁例を対比形式で示しながら、わかりやすく・正確で・誤解を生まない「議員・市民に信頼される書き方」を解説します。
議会答弁書は、自治体職員にとって最も神経を使う業務のひとつです。内容が不十分であれば上司や議員からの信頼を得られず、時には住民からの批判にもつながります。そのため、作成にあたっては多くの職員が不安やプレッシャーを抱えています。
そこで本書は、答弁書を作る上で必ず押さえておくべき共通項(「やさしい言葉で表現する」「イメージを共有できるように書く」「事例や数字で補強する」など)を紹介。さらに、「今後を見越して丁重に断る」「できないことはキッパリ断る」「やんわりと先送りさせてもらう」といった、状況別の書き分け方も取り上げます。
各項目では、悪い答弁例の「ここがNG」、良い答弁例の「ここがOK」についても明快に解説。経験の浅い係長・課長でも、自信を持って的確な答弁書を作成できるようになる実践的な一冊です。
目次
第1章 議会答弁書作成の勘所
-作成プロセスの基礎知識-
1 議会答弁書作成の心構え
2 議会答弁が議場に響くまで
3 初動の早さが完成度を左右する
4 上司の意向を確認してから書き始める
5 答弁は住民に発するメッセージ
COLUMN1 あるベテラン課長の体験談
第2章 わかりやすい答弁を書く
-議員・市民に伝わる表現のコツ-
1 3つの「C」でわかりやすく伝える 【防災まちづくり】
2 やさしい言葉で表現する 【外国人観光客】
3 かみ砕いて説明する 【決算の可視化】
4 イメージを共有できるように書く 【清流の復活】
5 敬語を重ねて使わない 【学校避難所の運営】
6 「させていただく」を連発しない 【保有資産の有効活用】
7 「ございます」を適切に使う 【予防接種費用の全額助成】
8 慇懃無礼にご用心 【工場の跡地活用】
9 「~こと」「~もの」を断捨離する 【スポーツ基盤の整備】
10 理事者答弁では一人称を使わない 【SDGsの実現】
11 列挙の接続詞で負担を軽減する 【入札不調・入札不落対策】
12 万能フレーズを使いこなす 【高齢者の貧困対策】
13 歯切れよく答弁する 【食育の推進】
COLUMN2 “念のため保険”をかけない
第3章 間違いのない答弁を書く
-信頼される答弁の鉄則-
1 一文一意で答弁漏れを防ぐ 【学校1人1台端末】
2 的を射た答弁にする 【高齢者の見守り】
3 YESかNOか明確に答える 【障害福祉推進計画の策定】
4 論理構造を明確にする 【自治会・町内会の加入率低下】
5 過去の答弁をないがしろにしない 【行政評価制度】
6 「事実」と「見解」は分けて書く 【バス事業者への支援】
7 法的根拠を明確に示す 【高齢者の活動支援】
8 危機感を共有する 【カスタマーハラスメント】
9 余計なことを盛り込まない 【学校施設長寿命化計画】
COLUMN3 同じ言葉を繰り返さない
第4章 説得力のある答弁を書く
-「なるほど」を引き出す構成-
1 答弁の型を持つ(1)階層型 【男女共同参画社会の実現】
2 答弁の型を持つ(2)淡々型 【買い物弱者対策】
3 答弁の型を持つ(3)時系列型 【食品ロス対策】
4 答弁の型を持つ(4)SDS型 【財政の健全化】
5 答弁の型を持つ(5)PREP型 【老朽化した総合庁舎】
6 空・雨・傘のフレームワークを使う 【人口減少社会】
7 「事例」や「数字」で補強する 【性暴力・性犯罪の低年齢化】
8 誰もが抱く疑問をほどく 【がん検診の受診率向上】
9 大きなテーマに置き換える 【エレベーターの設置】
10 結論先出しで明快に伝える 【ふるさと納税】
11 規則性をもって列挙する 【障害者支援】
COLUMN4 形容詞は場所を選ぶ
第5章 印象に残る答弁を書く
-訴求力アップの秘訣-
1 ポジティブな言い回しをする 【まちづくりの合意形成】
2 事業の波及効果もアピールする 【防災意識の向上】
3 当事者意識を前面に出す 【いじめ・不登校対策】
4 戦略的に決意表明する 【全国都市緑化フェアの開催】
5 他自治体をうまく引き合いに出す 【子育て世代の支援】
6 国や県の範疇でも自分ごととして答える 【消費税率の引上げ】
7 首長答弁には議会尊重の念を入れる 【新基本計画の策定】
ほか




