IMONを創る

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IMONを創る

  • 著者名:いがらしみきお【著】
  • 価格 ¥1,897(本体¥1,725)
  • 合同会社石原書房(2025/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784911125014

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内容説明

『ぼのぼの』、『I【アイ】』のいがらしみきおによる幻の予言的文明論にしてポストAI時代を照らす人間哲学、30年の時を経て復刊!

80年代末から90年代初頭にかけて雑誌『EYE・COM』(アスキー)で連載され、1992年に書籍化されたいがらしみきおの『IMONを創る』。「人間のためのOS(オペレーティング・システム)」である「IMON」=「いつでも・もっと・おもしろく・ないとなァ」の構築を目指して書かれた本書は、著者の作品群を貫く思想と人間観が凝縮された一冊でした。

その刊行から30年後の現在、一人一台スマートフォンを持っているのが当たり前のSNS社会の風景は、『IMONを創る』で予言されていた世界像そのもの。驚くべきはその予見の精確さだけではなく、そこで提唱された「IMON」というOSのアイデアが、AI産業の隆盛により人間というものが急速に相対化されつつある現代において、それでも人間が人間として、いつでも・もっと・おもしろく生きていくために、より刺激的かつ有効なものとなっていることです。

前世紀最大の奇書であり、精確な思考が現実の未来を射抜いた驚異の予言書であり、人間世界の「ぜんぶの解説」とも言うべき本を、著者自身の新しいあとがきと、本書の熱読者である作家・乗代雄介氏による解説を付し、復刊します。

【著者】
いがらしみきお
1955年宮城県中新田町(加美町)に生まれる。24歳で漫画家デビュー。代表作に「あんたが悪いっ」(1983年漫画家協会賞優秀賞)、「ぼのぼの」(1988年講談社漫画賞)、「忍ペンまん丸」(1998年小学館漫画賞)、「I(アイ)」、「羊の木」(2015年文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞)、「誰でもないところからの眺め」(2016年漫画家協会賞優秀賞)など。現在「ぼのぼの」がフジテレビ系列でアニメ放映中。仙台市在住。

目次

まえがきマンガ
第1部 IMON創世記
第2部 オタクから超常現象へ
第3部 IMON3原則に迫る
第4部 IMONとパソコン通信
第5部 ビッブの教育と未来
その後のIMON
「その後のIMON」のあと
解説 私と『IMONを創る』の二十年 乗代雄介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kentaro

2
う〜んスゴイ本だなぁ!!!!!!!!!!⚫︎やめるな!一生やれ!なんでもやれ!ほっといてくれ!2023/12/18

ikeda

0
各回の冒頭を著者の近況報告から始める構成と、本文と並走する形で記載される数多くの注釈が、紙面上で“リアルタイム”と”マルチタスク”を実践しているようにも見える(”(笑)”については言うまでもなく)。意味を処理するI-IMONと、儀礼による処理をおこなうG-IMONをOSとし、価値観は置換可能なアプリケーションとして人と対峙するという思想は、後の作品「かむろば村へ」での与三郎の生き方にも描かれているように思えた。2024/03/11

KJ

0
身も蓋もない結論と文体だけど(笑)、哲学的な引き出しやコンピュータを使い倒している様、「インターネット黎明期の教養豊かなオタク」感がすごい/子供の頃に兄妹とずっとぼのぼのを読み耽っていたのだけど、そのせいで本書の内容が何となくわかるような人生を送ってきてしまったのかもと運命を感じる/この本を知ったのもいくつかの偶然が重なってるし、知らない内に著者と同じような映画を好きになっていた(ハネケとか)のも恐ろしい。2024/02/21

AQUARIUS

0
う〜んスゴイ本だなぁ。繰り返し読むことになるであろう本です。途中途中で挟まれるシュールな図も好き。クリエーター3原色の図が個人的ツボ2023/12/29

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