内容説明
手筋が見えまして
ございます――。
前田利家が秀吉に仕掛ける「謎かけ遊び」は
織田家の命運を賭けた戦だった!
『二月二十六日のサクリファイス』で中山義秀文学賞を受賞、
今最も目が離せない気鋭が放つ歴史×ミステリの快作!
前田利家×三法師こと織田信長の孫・織田秀信
北野大茶湯で――利家は秀吉秘蔵の茶器をいかにすり替えたのか?
賤ヶ岳の戦いで――利家はいつから秀吉に従ったのか?
聚楽第で――秀吉に矢を射かけたのは利家なのか?
慶長大地震で――利家はいかに明国の使者を地震から守ったのか?
答えられなければ、御家断絶!
目 次
序
一話 前田殿と北野大茶湯と
二話 前田殿と賤ヶ岳の戦いと
三話 前田殿と聚楽第と
四話 前田殿と慶長大地震と
五話 前田殿と天下と
終
感想・レビュー
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パトラッシュ
118
様々な機会に秀吉と前田利家が繰り広げる謎かけ遊びの含意を、旧主信長の孫である織田秀信が解明していく。たわいない話の背後には豊臣政権の成立や内部抗争に関わる秘密があり、秀長や三成、信雄に家康らと利家による権力闘争にも繋がっていた。秀信家臣の森左門は若き主君のため奔走しながら、政争に巻き込まれるのを巧みに避ける手腕に心服していく。本来なら天下を継承するはずが小大名に甘んじざるを得ない秀信は、その才を示す場は他になかった。独裁者秀吉に服従しながら、戦国を生き抜いた武将たちの意地が秘密裏にぶつかるドラマが面白い。2026/01/06
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