内容説明
人々の経験する痛みが、いかにして経済的・社会的利益のために利用されているかを明らかにする。
ワシントン・ポスト
「恥」は私たちの行動や社会システムを見極めるための貴重なレンズだ。
フィナンシャル・タイムズ
「恥とは何か」だけでなく、
「恥が何のためにあるのか」を考えさせる。
ニューヨーク・タイムズ
どうすれば「恥」に苦しめられる現状を打破できるのか?
貧困や依存症の問題、SNSでの攻撃や暴言、コロナ禍での対立などさまざまな事例を挙げながら、「恥」がどのように生み出されて利用されているかを暴き出す異色の社会論。
人間社会における恥の役割について知識を身につけ、支配の道具として利用されることがないよう、人は恥という武器をもっと注意深く操らなければならない。
目次
序章 はじめに
第1部 産業に利用される恥
第1章 体重計の憂鬱
第2章 責任の転嫁
第3章 援助に値しない貧困
第4章 「あなたの膣はとっても元気だから」
第2部 ネットワーク化された恥
第5章 対立をクリック
第6章 屈辱と反抗
第7章 拒絶と否定
第3部 健全な恥
第8章 公共の利益
第9章 弱者からの反撃
第10章 手術を受ける
終章 結論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どら猫さとっち
15
体型や容姿に対する侮辱、生活保護に対するバッシング、SNSやネット内の個人攻撃…。アメリカのみならず、日本でもよくあることである。何故そんなことが平気で出来るのか。それは「恥ずかしい」という感情に浸け込み、苦しめられることにある。恥という感情に操られる社会の正体を暴き、それを打破するには何が必要かを説いた、感情の社会学。恥に敏感になる今の私たちに、本書は必読である。2026/02/04
はしりがけmal
4
「恥」「恥ずかしい」「躊躇い」「罪悪感」あたりを俯瞰的に眺め始めたい人に。2026/03/03
chiro
3
我々は社会で生きる以上、どうしても他者との比較について支配されてしまう。そしてその事で抱くネガティブな感情がある意味この著作で語られている「恥」なのだろう。そして、この「恥」の感覚は客観的な評価よりも低い評価を自身が持ちやすい。こうした「恥」をビジネスとして搾取する組織が無数に溢れている。そして、この搾取が顕在化しないのが搾取されている当人が「恥」を表面化させないために口をつぐむことにある。こうした負のスパイラルはどういった形で解消しうるのか。考えさせられる著作。2026/02/11
黒とかげ
2
うーん。この本はアメリカの現状をよく表していると思う。敵か味方か、善か悪か、弱者か強者か、分断でしかない。リベラルも保守も相互理解する気がみじんもない。たぶん日本人はこの道をたどってはいけないのだろう。2026/02/10
Go Extreme
2
恥 羞恥心 現代社会 搾取 攻撃性 優越感 劣等感 自尊心 自己肯定感 序列化 格差 格付け 承認欲求 SNS ネット炎上 誹謗中傷 バッシング 自己責任論 社会的排除 スケープゴート 制裁 道徳的優位 正義の暴走 同調圧力 帰属意識 不安 孤独 連帯 共感の欠如 心理的安全性 資本主義 労働 格差社会 勝ち組・負け組 能力主義(メリトクラシー) マウント 他者軽視 防衛本能 羞恥の文化 恥の政治 ルサンチマン 監視社会 内面化 価値観の押し付け 心の境界線2026/01/31
-
- 電子書籍
- 永久囚人 警視庁文書捜査官 角川文庫




